イサキの数釣りを楽しむ!!
「釣り日誌」 NO 61 2008・7・16
イサキ釣りが好きだ!
なんと言っても、小気味よい引きの魅力がたまらない。誰でも釣れるが、誰でも数釣りは出来ない難しさが有る。その難しさを乗り越えて、釣り上げて抱卵した旬のイサキの美味しいこと。私の好きな釣りで、いつも上位に位置している。外房の勝浦港では、資源保護のため7月でイサキ釣りは終了し、11月まで禁漁になる。この時期は「梅雨イサキ」と言って、寒イサキほど脂は乗っていないが美味しい上に、数釣りが楽しめる。7月になって、釣り止め(50匹)の日が有ったが、その後水温が上がらずに低調な日が続いていた。復調の兆しが有ったので、9日に出かけた。しかし、水温が低くトップが22匹で、自称イサキ釣り名人の私は、何と7匹と言う惨憺たる状況であった。言い訳では無いが、隣人とトラブルが生じて、釣りに集中出来なかった事も・・・。
リベンジだ!
15日に、お世話になっている松部港和八丸に予約を入れた。大船長が「まだ10人で空いてるよ。今日は一斉休業で休みだけど、水温は上がって来てるよ」と。「平日に釣りに来る」人は、恵まれた「釣りキチ」なのだろう。その人達の中には釣り座を確保するために、前日から来る方もいる。私はそれほどでも無いので、集合時間に間に合うように出掛ける事にしている。釣り座は何処でも良いのだ。四隅は大釣りの可能性はあるが、落差もある。ハナダイ、アジ、イサキ等コマセシャクリの釣りは、安定した釣果を得たいならば、胴の間が良い。ただ、隣の人が下手な時は、「オマツリ」を覚悟しなければならない。「オマツリ」を避ける努力もせずに、「オマツリはお互い様です」と平然と言ってのける、プライドだけは高い御仁がいる事を覚悟しなければならない。
朝5時前に着いたが、
何処が空いているのか解らない。「右の胴の間と左のトモから3番目、お好きな方を」と船長。乗船料を払い、道具を持って乗り込んだ。右隣は若者、左隣はかなりの年配者、「上手じゃありませんので、宜しく」と挨拶をして準備を始めた。最近、この挨拶をされた事が無い。いつも私が先にしている。「少し変だな!」と感じることもあるが、なるべく気にしないことにしている。時間になり、13人の釣り人を乗せて港を出た。うす曇りの凪ぎである。協定で開始時間は6時となっているため、船はゆっくりと進んで行く。釣り場は、目の前の海中公園沖なのだろう。
本日のタックル
竿 リーヂングX Kuu 180Ⅰ
リール ダイワ ICV 100R 道糸3号 100m
テンビン チドリ30㎝ クッション1.5㎜ 30㎝
仕掛け ハリス1.5号 3m 針 ムツ9号 3本 ケイムラビーズ
釣り方??
「タナは海面から25mです」と放送が流れた。潮があまり流れていないので、 28m迄下ろした。仕掛けが馴染むのを待って、大きく2回コマセをまく。1m巻き上げ、小さく1回コマセをまく。ゆっくりと24m迄巻き上げたがアタリは無い。再度仕掛けを28m迄下ろす。両隣はアタリがありリールを巻き上げて、イサキを取り込んでいる。私は同じ要領でゆっくりと巻き上げたが、アタリが無かった。ビシを回収してコマセを詰め、仕掛けが両隣と絡まないように下ろそうとしたら、「上げて下さい。今日はイサキの移動が早いようです。」と放送。船は小さく移動した。2回目の投入は、26mでアタリがあり、追い食いを待たずに巻き上げた。中型のイサキが、一番下の針に掛かっていた。両隣も1匹釣り上げていた。
追い食いは??
その後、トリプルを連続3回 。狙っていたとは言え、「びっくり」した。トリプルは、一番下の針に掛けなければならない。アタリに小さく合わせて針掛かりさせ、イサキが下へ引くのに合わせて竿先を下げる。概ね60~80㎝以内としている。それは、仕掛けの枝間を80㎝にしてあるからである。仕掛けの「張り」を緩めないようにして、次のアタリを待つ。アタリが来たら、小さく合わせて、今度はゆっくりとリールを巻く。イサキの群れの中を通過させ、最後の針に掛ける。この時のアタリは突然重くなる事でしか判別出来ない。イサキは口が弱いので、巻き上げはゆっくりが基本である。上の針や2番目の針に掛けると、他の針が掛けたイサキの動きで踊ってしまう。一番下に針掛かりさせると、「張り」のある状態で、他の針が小さく振動して食いを誘ってくれる。イサキがイサキを誘うことになる。狙い通りに、トリプルが3回も続くとは嬉しいね。
間違っていた釣り方
「イサキはタナで釣る」と言われて、今までは、タナを指示されると3m下までおろしコマセを撒き、タナでアタリを待つ。上手くいけばダブルもあった。誘って下さいと言われれば、竿先を小さく振るだけ。今回の釣りでも、「イサキの群れが通過中です。誘って下さい」とたびたび放送が流れた。そのたびに、多くの方は思い思いの誘い方で竿先を動かす。これで釣れない訳ではない。が、数釣りが出来ない。
①タナは、魚探の反応で一番魚影の濃いところが指示される。
②指示タナが25mならば、その場所で横一列に並んでいるわけがない。上下1mの 幅はあるはずである。
③魚影が濃いところのイサキは食いが良いとは限らない。魚影が濃いところは確立が 高いだけである。
④イサキの目は、視野が狭くエサの早い動きに反応出来ないようだ。
乗合船で、コマセを勝手に撒いて他の釣り人に迷惑を掛けてはいない。タナを守り、いつでもゆっくりと誘い続けている。
一流し一回の釣りで、
仕掛けを上げるたびに移動する。今日の釣りのリズムは、指示タナより1mぐらい下で良く食ってきた。日によっては、指示タナの時も、1m上の時もある。早く見つける事が数を伸ばす事に繋がる。海中公園沖で、小さい移動を繰り返した。空振りと1匹掛けは数回で、多くはダブル。隣の若者によれば、トリプルは5回あったとのこと。親切な彼に数釣りの要領を聞かれてので、話しをした。大変喜んでリベンジを誓っていた。さらに数釣りには「チヌ針」ではなく、「ムツ針」を奨めておいた。沖上がりの時間になり、コマセのザルで元気なイサキをクーラーに放り込んだ。


