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2009年1月

2009年1月10日 (土)

タチウオがエサを舐める??

                             NO  65 2008・12・30                                

「冬のタチは旨い!!」
 夏のタチウオは、脂が乗っていないので天ぷらが旨い。もちろん塩焼きも旨いのだが、冬のタチにはかなわない。その冬の旨いタチが観音崎沖で釣れ始めた。幽霊魚と言われているこの魚は、突然釣れだし、そして突然いなくなってしまう。前日にトップが一桁台なのに、次の日にトップが30本を超える。そんな日が3~4日続くと、しだいに釣れなくなり、そして突然消えてしまう。船宿が出す釣果情報をこまめにチェックしておかなければ釣果は期待出来ない。釣れだした3~4日が釣行のチャンスであるが、それとて当てにはならない12月17日に川崎丸に予約を入れた。その時点では4人の予約で釣行は決定していたが、朝受付で確認するとその後は予約はなかったとのこと。小雨でうねりもあると天気予報は「おしゃっていらした」ためか、それとも金融不安で景気の悪さのためか、解らない。私はトモに、4人は右舷に釣り座を、6時に舫を解いた。                

Dscn1203 「観音崎沖へ」
 4人だけなので、南西の風の中を飛沫が釣り座を流れるほど、船は飛ばす。30分ほどで釣り場に着いたが、まだ他の船はいない。「70mから誘って下さい」と放送が流れ、仕掛けを下ろす。始めは、忘れないために道糸でタナを確認しながら下ろしていった。潮の流れが速く、100号のオモリでもタナが取りにくく誘う事ができない。直ぐに、移動の合図が出た。少し移動して、再度投入の合図。今度は潮の流れは緩やかで、「75mから誘って下さい」に合わせられた。67mで「前アタリ」があり、暫く待ってから竿を立てるといきなり竿先が引き込まれた。電動リールを中速で巻き上げたが、途中で2度止まるほど強烈な引き。無事に4本指級を取り込んだ。嬉しいね!

 本日のタックル
  竿  ダイワリーヂングXLタチウオ195
    リール シマノ電動丸1000 道糸4号300m    仕掛け  タチウオ針(がまかつ)1/0、 幹糸6号3m、 自作の孫針は、ルア  ー用の針KPDN12LH・6をカラーワイヤーで接続する。接続はダブルスリー  プを使い、先はタチ針に掛かる程度の輪を作る。タチのエサは、2~3回「縫い刺  し」をする。最初に刺して出た先に孫針を掛け、裏に折り返して針を出す。その  後、孫針をエサの先に刺す。ワイヤーは細い方が良い。

Dscn1207_2  私の釣り方
 まず、仕掛けを船長から指示されたタナまで下ろす。竿先を海面から1m程、ゆっくりとなぜるように上げていく。休みなく、タナから10~15mほど誘い上げていく。何もなければ、再度同じ事を繰り返す。置き竿でも食い付くが、動いている物に食い付いて来ることが多い。だから、最初は食い付いて来るまでエサを動かす。誘っている時に、「前アタリ」があったら止める。「前アタリ」は、「ガサッ」、「コツン」と言う感じで小さく感じる。この「前アタリ」が解らなければ、タチは釣れない。鋭い歯でエサを噛み切った時が「前アタリ」である。一気に食わず、針を避けて安心な部分だけを食べて、残りの部分を見ているようだ。その「前アタリ」で、暫く待ってからゆっくりと誘い上げると「2度目のアタリ」がある。合わせると針掛かりする。誘い上げのスピードや待ちの間(ま)は、食いの良い時と潮の流れが速い時は早めにしている。

 12月17日は、
 最初の1本目のアタリで、今日は食いが良いようなので誘いをやや早めに取ることにした。2本目も、3本目も孫針に掛かっていた。4本目は、孫針と親針に掛かっていた。そこで、「前アタリ」の後、間をあまり取らずに誘い上げてみた。が、「そうは問屋が卸さない」。また元の釣り方に戻した。納竿までコンスタントに釣れ続き、4本指を10本以上で計28本釣り上げた。釣れている時は、移動してもタナは67m前後であった。タチウオとのやり取りでも、もちろん納得できて楽しい釣りが出来た。

Dscn1190  納竿に再度!
 12月27日、予約を入れた時点では「3人だから出船します」と。仕事納めの次の日にもかかわらず、昨年までは考えられない状況だ。確かに、天気予報は良くない。東京湾内は風のマークは黄色、波は1.5mである。当日、受付をして乗船人数を確認したら、「何故か3人なの!」と女将さん。乗船して待っていたが、出船時間近くになっても2人が来ない。「一人じゃ悪いから、下りるよ」と船長に話した。ようやく出船時間に到着、乗船と同時に舫を解いた。観音崎沖を目指して全速力で飛ばすので、キャビンに避難。既に神奈川や東京の船が釣り始めている。海上は予報に反して、凪である。

 「75mから誘って下さい」と
 2回誘ったが、何の反応もない。巻き上げて、エサをチェックしてみるが異常はない。
今度は78mから誘ってみると、72mでアタリ。少し間を取って誘うが、「前アタリ」のような感じがするが食い込まない。また間を取ってから誘うと、ようやく掛かった。
2本目は、63mでアタリがあるが1本目と同じで、なかなか食っては来ない。タチが「すれて来ている」ようだ。気が付けば、大船団になっている。食いが渋いためか、 久里浜沖に移動した。こちらも大船団であるが、どの船も釣り人は少ない。ここでも食いは渋く、孫針と親針の間だけを囓られようになった。思い切って孫針を外してみた。

20081217_  エサを舐めている?
 12~3本、何とかおかずを確保したが、思うように釣れない。その内、変な事に気付いた。誘っていて、少し重くなるのだ。「もしかして、タチがエサをくわえて舐めているかもしれない」と。そこで、大きくゆっくり合わせてみた。上がって来たエサには歯形が付いていた。「やはり舐めていたのだ」と確信。そこで、「タチにもスローライフを楽しんで貰おう」と、誘いが重くなった時点で置き竿にしてみた。私のイライラを察知されないためにも。気短な私が、かなりの時間我慢して待ってから大きくゆっくり合わせてみた。「ドーン」と来た。イメージどおりに釣り上げ、嬉しくなってきた。「タチなんかに舐められて、たまるか!」 立て続けに、5本上げたところで沖上がりとなった。釣果は19本だが、タチとの勝負に勝った事が、なんとも嬉しい。

 刺身、塩焼き最高!!
 刺身は、醤油に付けるとうっすらと脂が浮く。噛むと甘みが口の中一杯に広がる。「旨い」と、つい口走る。塩焼きは、身が柔らかく口の中でとろけるように広がる。釣り人の至福の時を堪能する。忘れてはならないのは、刺身で剥いだ皮を塩焼きにする。これも絶品!!タチに勝った喜びが、旨さとトモに全身に行き渡る。
 派遣切りなど不況のおり、こんな事をしていて良いのか?     反省!

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