マルイカ、外房で好漁!!
NO 69 2009・5・2
「あと10分で上がるよ」
やっと調子が出て来たのに!2杯、1杯、1杯、2杯と入れ乗りの最中の放送である。最後の投入は、ズシリと重い。潮の流れが朝方よりも一段と速くなって来ていたので、潮の影響だろうと思っていた。が、何と5本ツノにパーフェクトに付いているではないか。慌てたね。風も波も強くなっていたので、2杯落としてしまった。 残念!!道具の片付けを始めた。不満の残る釣りではあったが、桶の中で泳いでいるマルちゃんを見ていると、疲れも取れてきた。
「マルイカを待っていたのだ!!」
例年ならば、三浦半島で始まり、少し遅れて東京湾に入って来るはずなのに今年は来ない。「いつ来るか」と期待していたのだ。昨年は、4月には釣れ始めていた。館山沖から富浦沖にかけて小型を中心に3~40杯程の釣果が出ていた。が、今年はどの船もトップが一桁と思わしくない。最近は神奈川の船の多くが「休船中」になってしまった。ところが、突然外房で釣れ始めたのだ。型も良い、数も上がっている。潮の流れが変わって、湾内には入らずそのまま外房に出てしまったようだ。今頃ならば、外房はアカイカのシーズンなのに、海がおかしくなって来ているのだろうか?
「混んでいるかな?」
5月2日は連休の初日、大勢の釣り客で予約も取れないだろうと、半分諦めながら勇幸丸に電話をした。「半分、空いてるよ!」と女将さんの返事が返って来た。「イサキ・イカのリレー船」に予約を入れた。「仕掛けはブランコ?、直ブラ?、直結仕掛け?」と様子を聞いて見たが、どうも要領を得ない。ここ数年、片貝沖でマルイカが釣れた事が無いからだろうか。「イカは様子を見てからで、イサキの準備をしてくれば仕掛けは船にあるよ。普通の仕掛けよ。」取りあえず、イサキの道具に、ブランコ仕掛けを2組持った。
家を出てから1時間、3時過ぎには港に着いた。この時期はビギナーさんが多く、GWは釣行を控えていたが、マルイカの魅力に勝てなかった。船長が来たので挨拶をした。「手前の船は、イカ専門にするよ」と言われたので、急いで道具を移動させた。イサキ船は24人、イカは8人と「ほっと」した。
「ブランコで、どう釣るの??」
ブランコで釣ったのは何時だろうか、思い出せない。何とかなるだろうとタカをくくっていたが、そんなに簡単ものでは無かった。普通のイカ釣り船ならば、当然塩ビパイプの投入器か簡易イカツノマットがあるのだが、それも無い。そのため、仕掛けの下ろし方に困ってしまった。最初は、ツノを上から順番に海面に下ろし、最後にオモリを前方に投げてみた。ところが、凪で潮の流れもないのでツノが絡まってしまった。2回も続いたので、オモリから下ろす事にした。どうしても他の方より遅れてしまうが、絡まりを外すよりストレスが少なそうだ。仕掛けを下ろしたが、どのように誘ったら良いだろうか?左隣の方がもう取り込んでいた。右隣の方は、置き竿にしていた。
「取り込みは?」
サミングしながら落としていたら、30m付近で仕掛けが止まった。イカが抱きついたようだ。ゆっくり巻き上げる。覗いて見ると3番目のツノに掛かっている。竿をキーパーに掛けて仕掛けを手繰ろうとしたら、バレてしまった。「あー、!!」キーパーに竿を掛けている時に仕掛けが緩んだのだろう。そこで取り込みは、竿を脇に置いて仕掛けを手繰る事にした。ようやく何とか1杯を確保した。左の方は小さく誘いながら、右の方は置き竿でボツボツ取り込んでいる。3杯目を取り込んだところで、船は移動した。
移動したが、私には全くアタリが無い。「変だ!」と感じたので、左舷側へ様子を見に行った。一人はヤリイカ釣りのように大きく誘いながら、10杯以上釣り上げていた。もう一人の方はスルメイカのように、小さく早く誘ってこれも10~12杯も桶の中に居る。私の3倍以上である。
「仕掛けを変えよう!!」
気が付いた。全ての方が、船中で売っているヤマシタの「オッパイスッテ7㎝」を使っていることであった。急いで、私も買った。昨年までは直結仕掛けでマルイカを釣っていた。オモリが着底後タタキを入れる。暫く待ってから少し誘い上げてみる。イカがいればそれでアタリがある。そこで、原点に戻り、「オモリを底まで下ろして、少し誘い上げてみる」事にした。最初のイカが中層で掛かったので、こだわり過ぎていたかもしれない。マルイカは本来底近くを縄張りにしているだろうと思っている。そこで、サミングしながら着底させ、少し間を取り10~15㎝程誘い上げてみた。
「乗った!!」
取りあえず1杯でも貴重である。その後は、同じ要領で「入れ乗り」になって来た。乗りが無いときは、2~3m程巻き上げて、かなりゆっくりとした「落とし込み」を取り入れた。これも功を奏したようで、2杯、3杯掛けを狙えるようになってきた。桶から飛び出す元気なマルちゃんを戻す、吐いた墨を海水で流しながら仕掛けを下ろす。忙しい充実の時間ではあったが、気が付くのが遅く既に時間は10時を過ぎていた。途中で、嬉しい外道の大きなホウボウが掛かった。これも外房だからか??
魚影は濃い!!
片貝港から太東沖の釣り場まで小1時間ほどかかる。大型船なので、キャビンが広くその上ベットで横になることが出来る。タナは50m前後で釣りやすい。竿頭はミヨシの方で56杯。私は、ベンケイサイズ3杯と中型を中心に30杯と不満の残る釣果であった。誘い方等悩まず、オモリを底まで下ろし、スッテを動かせばイカは掛かる。それほど魚影は濃い。手慣れてくれば5~60杯は釣り上げられるだろう。そして、なんと言っても旨い、もちろんヤリイカよりも旨いのだ。
リベンジだ!!!、目標、50杯だ!!!
ごめんなさい。写真を忘れました。リベンジに期待して下さい。


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