釣り

2009年10月 6日 (火)

クロムツ釣り、好漁!!!

 「釣り日誌」                      NO  72   2009・9・28
 
  
 「釣り方は????・・」
 前夜の釣果は、トップ63杯。「願わくば、空席が有りますように」と朝9時頃勝山港の萬榮丸に電話をしたら、「未だ1つ空いてます」と。嬉しいね。今シーズンは好漁でトップが60前後も釣り上げている。釣っている時間は実質4~5時間ほどである。それで60匹も釣り上げるとすると、入れ食い状態でないと不可能である。釣り下手で手際の悪さでは自信のある私でも、30匹は釣れるだろうと。
 仕掛けは、一昨年のものを取りだしたら、充分使える事が解った。ところが、クロムツの味は覚えているが、釣り方は思い出せない。急いで釣り日誌を見たが、記録が無い。取りあえず道具を積み込み、昼の12時に家を出た。思い出しながら、運転しよう。危ないか?2時過ぎに港に着いた。座席札を取りに行き、空いていた右トモから2番目を確保した。どうしても釣り方を思い出せない。どうしよう!!!

Dscn1267  本日のタックル
 竿  ダイワ  Deeo120-180
  リール   電動丸3000H  道糸6号 300m       オモリ150号
 仕掛け  幹糸10号、140㎝間、ハリス8号70㎝、 ムツ針17号3本
    マグネット板。忘れて持って行かなかったので、少し不便だった。

釣り方を教わる
 イカ釣り船が帰港し、清掃後に乗船の指示が出た。道具を運び、準備を始めた。トモの方と左隣の方に挨拶をした。「クロムツには良くいらっしゃるのですか?」と聞いてみた。トモの方は「7月に1回来ました」、左の方は「4回目です。」加えて小さな声で「9月は」と来た。愉快な方だ!!  すかさず「久しぶりなので、釣り方を教えて下さい」とお願いした。彼も準備中なので、その様子を見ながら参考にした。常に交換の必要があるハリスを、直ぐ手の届く所に置いた。私もバックからハリスを取りだした。手が空いたところで、いろいろ聞いてみた。親切で話し好き、聞いたこと以上に答えてくれる。良い「師匠」に恵まれた。まとめてみると、
 ①サバ対策は真下に仕掛けを下ろすと必ずサバの猛攻に会うので、遠方へ投げる。
  ②サメ対策は4隅に乗らない。大先輩から教わった経験上の知恵。クロムツが掛か   ったら高速で巻き上げる。遅いとサメの餌食になる。
 
③沢山釣るには1匹ずつ確実に釣り上げる。ダブル・トリプルを狙わない。むしろ、  餌が取られても、あと2個あると考えて釣る。
 ④ハリスはこまめに取り替える。    それが釣果に繋がる。

 「海は穏やかで、 」
 定刻よりも少し早めに出船、風も波もなく釣り日和。得てして、こんな時は・・。途中で、助手の爺さんが仕掛けを2セット配った。何故? 船宿の手違いで、右側が8人で定員オーバーとのこと。お詫びにと言う事らしい。滅多に無いことで、嬉しいね。約40分程で、洲崎の沖の釣り場に着いた。漁船が2隻だけしかいないが、その近辺を旋回している。ようやくブザーが流れて、投入の合図が出た。「底から1~3m上げてください」と。船縁に針を並べて、オモリを遠方へ投げた。少し上方に投げたので、針は何処にも絡まずスムースに投入できた。マグネットを持って来なかったので、今夜はこの方法で行こう。ミヨシの方で誰かが上げたようだが、私の近所は誰も上げていない。直ぐ移動。直ぐ投入合図。いきなり「ガツン!」と来た。高速で巻き上げる。

Dscn1270  「入れ食いタイム」に突入
 教えてもらった通りに1匹ずつ順調に釣り上げていった。いよいよライトが点灯されナイターに。二人にはサバが来ないが、トモの方には2匹、3匹と羨ましい(?)くらいにサバが掛かる。私がムツを3~4匹上げているのに、未だ1匹で、サバが足の踏み場も無いほどに転がっている。その内、私の道糸にサバが絡んで来た。ミヨシの方は仕掛けを切り離した。焦っているのが解るが、聞かれないので何とも言えない。もちろん私にもサバが掛かるが、まだ2匹だ。「本命は20匹は超えましたか?」と師匠に聞いたら、「22です」と。私は15匹で、相変わらず手際の悪を自慢出来そうだ。底まで84m、2m巻いてアタリを待っていると、「ガツン!」。電動のスイッチを高速に入れる。簡単、簡単!!

 「食いが浅くなった」
 ところが、暫くすると小さなアタリに変わって来た。上げてみると、餌はついている。サバの生餌なので、皮が固く取れないのだ。タチウオと同じように鋭い歯でも、タチウオほど鋭利では無いようだ。だから食いちぎれないのだ。どうして良いか解らないが、取りあえずタチと同じように釣ることにした。小さなアタリがあっても、合わせず竿先を30㎝程下げて待つことにした。なかなか食って来ないので、キーパーにセットしてリールのスイッチに手を置いて待って見たこれが正解で、次々に掛かる。またまた入れ食いになった。隣を見たら、師匠は竿をゆっくり上げて誘い、釣り上げている。(後で師匠に聞くと、誘い下げという釣り方で、小さなアタリの後竿を下げてからゆっくりと上げていくやり方もある)
注意 オモリを投げたら「ビシ!」と音がして、仕掛けごと飛んでしまった。道糸が竿先に絡んでいたようで、暗くてよく見えなかったのか、注意を怠ったのか。竿に異常が無かったのがせめてもの幸い。交換に手間取り、5~6匹は損をしただろう。最後に、㎏級を1匹取り込んで納竿になった。40匹、大漁だ、クーラーが重くて上がらない!!

  下処理が大変、だが・・
 家に着いたのが夜中の12時半過ぎ。翌日、歯に気をつけながら下処理を始めたが、エラにとげがあり指先が傷だらけ。更に、鱗が台所以外にも移動し、夜になったらあちこちでキラキラ光る。。こんなに沢山釣るのでは無かった。
 身は「コクコク」して、甘みと適度な脂があり、一口ほおばれば何とも言えない旨さが広がる。噛んで飲み込むのが、惜しい気がしてくる。特に煮付けの頬と目の下は絶品である。この美味しさには勝てない、また行くぞ!!!
                                          「クロムツは旨い!!」

2009年9月23日 (水)

イイタコ釣りに初挑戦!!!

 「釣り日誌」                      NO  71 2009・9・15

 

 「30年以上前に、ボートで!!」
  実は、富津海岸から友人のゴムボートでイイダコ釣りをしたことがある。覚えていることは、らっきょうを準備して出掛けた事だけである。若い頃はハゼ釣りが好きで、荒川の河口でよく釣っていたので、そのハゼ用の竿で釣ったように記憶しているが。今から考えると、漁業権など有ったのだろうか、かなりの方がイイダコ釣りをしていた。釣り方、処理の仕方、食べ方などその友人に教わったのだが、残念ながら何も覚えていない。ともあれ、数が釣れて旬の物、関東では東京湾の千葉県よりの浅瀬でしか釣れない。「タコ飯」にして食べてみたくなった。30年も前の味は覚えていないが・・・。

 「一昨日は束釣りも・・」
 何時もお世話になっている富津港の「川崎丸」に電話で予約をした。川崎丸のHPは、実に細かく説明がある。私は、タックルではどんな竿が良いか知りたかった。砂地の浅場でタナは4~5m、オモリは8号となればキス竿かアナゴ竿等が最適と説明があった。船の下を小さくこづいて誘い、テンヤに乗せる釣りなのでアナゴ竿にした。リールもそのままで良いだろう。船からキャスチングするキス竿では長すぎるし、アタリは小さいと考えて。ところが、乗船して見るとバスロッドやキス竿がほとんどで、中には2mを超える万能竿の方もいて「びっくり」した。

 小魚が泳ぎ底が見える。
 朝、船宿に着いたのは4時半頃で、釣り座の順番は3番が確保できた。平日なので、子どもはいないが船釣りが初めての方が居ないわけでは無い。また、初心者の私が隣とのトラブルを考え、右のミヨシにした。乗船して、「初めてなので宜しくお願いします」と隣の方に挨拶をした。私より年配者の方で、2mの万能竿とスピニングリールでイイダコ釣りに来ていらっしゃる。私が竿や仕掛けに拘りすぎるのだろうか?港を出て5分、海面を覗くと小魚が泳いでおり、砂の海底が見える。テンヤを下ろすと4mで止まった。
 嬉しいことに、出船前に釣り方の説明が船長からあった。タコは底に居るので、テンヤが少し底から上がる程度に誘いをかける事、タコが乗ると少し重くなる事等の話しがあった。乗せたら素早く合わせ、ゆっくり巻く。底が浅いので、急いで巻くとテンヤが海面から飛び出し危険だとの注意もあった。

 Dscn1263_2 本日のタックル
 アナゴ竿 SG Tetra 1.1m(MEDE IN CHINA)
 リール  ダイワ スーパー150i 早技、道糸1号  先糸ナイロン糸1号 30㎝
  竿はリールから先は、80㎝程しかない。先糸は底物を釣るときには、必ず付け    る捨て糸である。底には何が有るか解らないので付けておく。

  私の釣り方
「乗り」が解らない。隣の方は手慣れていて、4~5杯上げている。やっと乗ったようなので巻き上げる。タコがテンヤに付いていてなかなか取れない。それを見ていた隣の方が、「こんな風にやるんですよ」教えてくれた。釣り上げたばかりのタコを、網にこすりつけると、自ら網の中へ落ちていった。「ふーん!」と唸ってしまった。教わったようにやってみた。タコの吸盤と格闘せず取り込める、「なるほど」と、感心した。
 釣り始めは、周りの様子を見ていた。全員が立って釣っているので、私もそうしたが、1mの短竿で立たなくてもよいことに気づいた。最近腰の具合もよくない、船は揺れる、船の下をこづく釣りなので座る事にした。
 左手の肘を船縁につけ、手首だけで小さくこづく。イイダコが乗ったら、肘を曲げればテンヤも飛び出る事はない。このやり方が、すこぶる調子が良い。

 
 「移動します。」
 何杯か釣り上げては、小さい移動を繰り返し「ボツボツ」と釣れ続いた。隣の方との差はほとんど無くなって来ていた。いや、何杯か超えて来ているだろう。私より年上、2mの長竿、スピニングでのイイダコ釣りは、疲ているように感じた。私は要領が解り、かなりペースが上がって来た。大きく移動する時に、タコの処理の仕方を教えてもらった。特に墨の取り出し方は、全くの初めてなので、大変有り難かった。

 沖上がりまであと1時間、 
 「入れ乗り」の状態になって来た。底に着くか、着く前に乗って来るのだ。それで乗らないと、こづかないでテンヤを底から離すぐらいに上げると乗って来た。着底前に乗るのだからと、考えたのが正解だった。休み無く上がり、25~6杯取り込んだ。隣の方は、その間に3~4杯取り込んだろうか。「上がります。」ビニール袋が配られた。桶にタコを入れ、墨を2回洗った。数えながら袋に入れていった。
                                         なんと、112杯!!

 Dscn1262 下処理が、大変!!
 頭の袋を親指と人差し指でひっくり返すと、中にある墨袋が取り出せる。が、なかなか上手くいかないので、鋏で頭を縦に切り中の丸い玉(墨袋)を引っ張り出すように取り出す。と、実習しながら見せて頂いた。が、帰宅後見よう見まねで始めたが、全く「駄目」である。墨袋を包んでいる薄い透明な幕が、丈夫でなかなか切れない。そこで、裁縫用の握り鋏で切ると、何とか出来た。手を黒くして、意外と固いつやつやとした玉を苦労して取りだした。そして、塩をまぶしてもみ洗いして「ぬめり」を取る。これで下処理が終わり、レシピに有った「タコ飯」と「煮付け」にして食べた。
 苦労した割りには・・、思ったほど・・、期待したほどの、美味しさが・・・・・。

Dscn1261  「美味しい!!」
 と言ってくれた方もいる。「また食べたいな!」とも言われたが、今のところは再度釣行する勇気も、予定も無い。
                                

2009年6月15日 (月)

マルイカようやく、勝山・金谷沖に!!!

 「釣り日誌」                        NO  70 2009・6・9

  「湾内に、ようやく来た!!」
  前回外房で、ブランコ仕掛けで中・大型を釣って、概ね満足の出来る内容ではあるが、どうも今一であった。積極的に攻める釣り方ではない事がその要因かもしれないと、自分では感じている。仕掛けはブランコで7㎝のオッパイスッテ。ブランコ仕掛けに使うスッテは、フローティングタイプなので誘いはかけるが、置き竿にして釣る。ところが湾内のマルイカ釣りは、まさに攻めの釣りである。仕掛けは直結か直ブラ、スッテはシンキングタイプである。だから、常に誘いをかけなければ釣れない。(蛇足ですが、フローティングタイプのスッテは水に浮き、シンキングタイプのスッテは浮かない)竿を細かく動かし、イカの好奇心を刺激しなければ触ってくれない。それがいかにも「攻めの釣り」なのだ。マルイカが興味を示しスッテに触った瞬間に合わせて釣り上げる。この瞬間がたまらない。それが魅力的で、私は好きだ。

 「今のところ、4人です」
Dscn1239_2  勝山の新盛丸に予約を入れた。いつもの事で、当日は10人前後かな?釣り座は特に拘らないが、ビギナーの隣にならなければ良いので四隅を確保したい。4時に港に着いたら、胴の間の3席以外は空いていた。迷ったのだが、トモにした。風やうねりが有ると、腰が悪くなってきているので堪えるからだ。船長が来たので、挨拶をした。「ミヨシが空いてるから、ミヨシの方が良いよ」と声を掛けてくれた。かなり釣り座は埋まってはいたが、何故か右も左もミヨシが空いていた。慣れている左側に移動した。9人の釣り人が乗船したので、出船。老船長が「群れが小さいし、船は群れに舳先から入っていくから、胴から前が釣れるよ」と小声で教えてくれた。有り難いね。感謝、感謝!!

 港の目の前、イケスや定置網の付近で
 「20m、底から5m程反応があります。」いよいよ開始。しかし、ここの場所は気をつけなければならい。昨年、底にあった定置網の綱に仕掛けを2セット絡めてしまった。慎重に下ろさないと、昨年の轍を踏んでしまう。特に2セット目は、釣れている最中、時間も残り僅かなときのトラブル。その結果、あと6杯で束釣りを逃がした苦い思い出の場所である。1投目はいまだ元気があるので、気合いの入ったタタキで誘い、ピタッと止めた。小さいながらアタリがあった。リーリング、2番目のスッテにムギイカが乗っている。なんと小さいことか。貴重な1杯だからリリースはしない。
 
 「SPカードでチャレンジ」
 新盛丸では、割引券の中にSPカードがある。竿頭賞を取得した事がある人だけが購入出来るカードで、23500円で最低3回は乗船出来る。乗船した日に竿頭を取ると、印が貰える。(詳しくは新盛丸HPを参照して下さい)そのためには、例えどんなに小型でもリリースしないことにしている。卑しいかな? いやいや、勝負の世界、情けが仇になって1杯で泣くこともある。
 勝山沖でこまめに探ってみるが、なかなか掛からない。遊覧船の状態が続き、もう景色は見飽きた。9時半を過ぎているが未だ7杯と、厳しい状況である。隣の方はまだ1杯、後ろのミヨシの方も2杯と皆さん苦労している。海上は凪ではあるが、潮の流れは速く釣りづらい。

 「移動します。」
Dscn1240_2  と放送が流れて、金谷方面に向かった。かなり多くの釣船が集まっていた。が、着く頃には船団がばらけ始めていた。何処も厳しいようだ。「15mです」と放送があると、期待して仕掛けを下ろし「叩いて、叩いて」誘う。群れが小さいので、一流し1~2回とポツポツと拾い釣りが続いた。周りに他の船がいない所で突然船が止まり、ブザーが鳴った。「20mです」と船長の声に張りがあった。大きな群れを見つけたようだ。そんな時は、気合いが入る。案の定、2杯が2回、あとは1杯ではあったが、立て続けに合計8杯釣り上げた。取り込み最中に、墨を掛けられた。マルイカ釣りで最も注意しなければならないことは、この事である。最近は慣れてきて被害が少なくなっていた。イカを外す要領が解ってきたが、やられてしまった。運悪く、顔にもシャツにもべっとりと。気が付くと、周りに釣船が集まって来ていた。

 沖上がりまであと1時間、 
 晩のおかずは確保出来たが、・・・・。船は金谷沖を諦めて、保田沖へ戻り始めた。他の釣船は何処へ行ったのか、ほとんど見あたらない。朝方、全く駄目だった所であるが、小さく旋回しながらの拾い釣りが続いた。隣の方が、イワシを釣り上げた。「そうか、小さいアタリがあるものの、掛からないのはイワシか!」納得。それでも、アタリがあれば合わせるしかない。「上がります。数を教えて下さい。」ザルにイカを入れ、海水を掛け墨を落とす。ビニール袋に、数えながら入れていった。スルメを含めて41杯。内容的には不満であるが、問題は竿頭かどうかである。隣の方は7杯、後ろのミヨシの方は13杯と不振である。港に着いてから、船長に確認すると私が竿頭だと告げられた。嬉しさよりも、「ほっと!」した。
 
 私の釣り方
Dscn1241  仕掛けを下ろす。着底後、1m程底断ちし誘いの「タタキ」を入れる。好奇心の強いマルイカにスッテがアピール出来れば良い考えているので、「リズミカルに」を心がけている。その後、「ピタッ」と止める。竿を一直線にして竿先を見る。小さな変化も見逃さないように。アタリがあれば合わせるが、そのアタリはマルイカが触手(長い手)でスッテに触った時である。竿先がほんの少し上がるのだ。即合わせる。このアタリが解らないとマルイカは釣れない。
 隣の方は、竿を3回、仕掛けを3回ほど変えた。手作りの投入器で努力されているが、釣具屋の誘いに乗ることは無い。(自己反省を込めて

                            リベンジだ!!!、目標、束釣りだ!!!
                                  

2009年5月 6日 (水)

マルイカ、外房で好漁!!

                             NO  69 2009・5・2  

  「あと10分で上がるよ」
 やっと調子が出て来たのに!2杯、1杯、1杯、2杯と入れ乗りの最中の放送である。最後の投入は、ズシリと重い。潮の流れが朝方よりも一段と速くなって来ていたので、潮の影響だろうと思っていた。が、何と5本ツノにパーフェクトに付いているではないか。慌てたね。風も波も強くなっていたので、2杯落としてしまった。  残念!!道具の片付けを始めた。不満の残る釣りではあったが、桶の中で泳いでいるマルちゃんを見ていると、疲れも取れてきた。

 「マルイカを待っていたのだ!!」
 例年ならば、三浦半島で始まり、少し遅れて東京湾に入って来るはずなのに今年は来ない。「いつ来るか」と期待していたのだ。昨年は、4月には釣れ始めていた。館山沖から富浦沖にかけて小型を中心に3~40杯程の釣果が出ていた。が、今年はどの船もトップが一桁と思わしくない。最近は神奈川の船の多くが「休船中」になってしまった。ところが、突然外房で釣れ始めたのだ。型も良い、数も上がっている。潮の流れが変わって、湾内には入らずそのまま外房に出てしまったようだ。今頃ならば、外房はアカイカのシーズンなのに、海がおかしくなって来ているのだろうか?
 
 「混んでいるかな?」
 5月2日は連休の初日、大勢の釣り客で予約も取れないだろうと、半分諦めながら勇幸丸に電話をした。「半分、空いてるよ!」と女将さんの返事が返って来た。「イサキ・イカのリレー船」に予約を入れた。「仕掛けはブランコ?、直ブラ?、直結仕掛け?」と様子を聞いて見たが、どうも要領を得ない。ここ数年、片貝沖でマルイカが釣れた事が無いからだろうか。「イカは様子を見てからで、イサキの準備をしてくれば仕掛けは船にあるよ。普通の仕掛けよ。」取りあえず、イサキの道具に、ブランコ仕掛けを2組持った。
 家を出てから1時間、3時過ぎには港に着いた。この時期はビギナーさんが多く、GWは釣行を控えていたが、マルイカの魅力に勝てなかった。船長が来たので挨拶をした。「手前の船は、イカ専門にするよ」と言われたので、急いで道具を移動させた。イサキ船は24人、イカは8人と「ほっと」した。

 「ブランコで、どう釣るの??」
 ブランコで釣ったのは何時だろうか、思い出せない。何とかなるだろうとタカをくくっていたが、そんなに簡単ものでは無かった。普通のイカ釣り船ならば、当然塩ビパイプの投入器か簡易イカツノマットがあるのだが、それも無い。そのため、仕掛けの下ろし方に困ってしまった。最初は、ツノを上から順番に海面に下ろし、最後にオモリを前方に投げてみた。ところが、凪で潮の流れもないのでツノが絡まってしまった。2回も続いたので、オモリから下ろす事にした。どうしても他の方より遅れてしまうが、絡まりを外すよりストレスが少なそうだ。仕掛けを下ろしたが、どのように誘ったら良いだろうか?左隣の方がもう取り込んでいた。右隣の方は、置き竿にしていた。

 「取り込みは?」
 サミングしながら落としていたら、30m付近で仕掛けが止まった。イカが抱きついたようだ。ゆっくり巻き上げる。覗いて見ると3番目のツノに掛かっている。竿をキーパーに掛けて仕掛けを手繰ろうとしたら、バレてしまった。「あー、!!」キーパーに竿を掛けている時に仕掛けが緩んだのだろう。そこで取り込みは、竿を脇に置いて仕掛けを手繰る事にした。ようやく何とか1杯を確保した。左の方は小さく誘いながら、右の方は置き竿でボツボツ取り込んでいる。3杯目を取り込んだところで、船は移動した。
 移動したが、私には全くアタリが無い。「変だ!」と感じたので、左舷側へ様子を見に行った。一人はヤリイカ釣りのように大きく誘いながら、10杯以上釣り上げていた。もう一人の方はスルメイカのように、小さく早く誘ってこれも10~12杯も桶の中に居る。私の3倍以上である。

 「仕掛けを変えよう!!」
 気が付いた。全ての方が、船中で売っているヤマシタの「オッパイスッテ7㎝」を使っていることであった。急いで、私も買った。昨年までは直結仕掛けでマルイカを釣っていた。オモリが着底後タタキを入れる。暫く待ってから少し誘い上げてみる。イカがいればそれでアタリがある。そこで、原点に戻り、「オモリを底まで下ろして、少し誘い上げてみる」事にした。最初のイカが中層で掛かったので、こだわり過ぎていたかもしれない。マルイカは本来底近くを縄張りにしているだろうと思っている。そこで、サミングしながら着底させ、少し間を取り10~15㎝程誘い上げてみた。

 「乗った!!」
 取りあえず1杯でも貴重である。その後は、同じ要領で「入れ乗り」になって来た。乗りが無いときは、2~3m程巻き上げて、かなりゆっくりとした「落とし込み」を取り入れた。これも功を奏したようで、2杯、3杯掛けを狙えるようになってきた。桶から飛び出す元気なマルちゃんを戻す、吐いた墨を海水で流しながら仕掛けを下ろす。忙しい充実の時間ではあったが、気が付くのが遅く既に時間は10時を過ぎていた。途中で、嬉しい外道の大きなホウボウが掛かった。これも外房だからか??

 魚影は濃い!!
 片貝港から太東沖の釣り場まで小1時間ほどかかる。大型船なので、キャビンが広くその上ベットで横になることが出来る。タナは50m前後で釣りやすい。竿頭はミヨシの方で56杯。私は、ベンケイサイズ3杯と中型を中心に30杯と不満の残る釣果であった。誘い方等悩まず、オモリを底まで下ろし、スッテを動かせばイカは掛かる。それほど魚影は濃い。手慣れてくれば5~60杯は釣り上げられるだろう。そして、なんと言っても旨い、もちろんヤリイカよりも旨いのだ。
  リベンジだ!!!、目標、50杯だ!!!
 ごめんなさい。写真を忘れました。リベンジに期待して下さい。                                  

2009年3月 4日 (水)

ヤリイカ、束に届かず!!

 「釣り日誌」                      NO  67 2009・2・27 

「釣れているから混んでるよ!!」
 勝山港の新盛丸に予約を入れると、そんな返事が返って来た。例年この時期に、ヤリイカがこんなに釣れていたことは無い。どんな魚でも、釣れている時は仕掛けを下ろせば掛かって来る。専用の道具が無くとも、テクニックが無くともそれなりの釣果が得られる。まして、旬の魚であれば旨いに決まっている。経済不況は何処吹く風、平日に休みを取って出掛けてくる釣り人が多い。休日ともなれば港は賑わい、活況を呈している。年が明けてから、4回出掛けた。船に乗れば、いつでも竿頭を目指し、無理ならば自己ベストの更新が私の信条である。竿頭はかなり難しい。どの釣りでもその釣りに、「凝る」方がいらっしゃる。投入器や仕掛けも手作り、更に釣り座にもこだわっていらっしゃるのを見ると、「とてもかなわない」と思う。先日、取り替えたツノを真水のビンに入れていた方は、帰宅後「ポリデント」で汚れを落として再利用するとのこと。私もツノを2~3度利用するが、そこまでは考えが及ばなかった。「恐れいりました。」
 
 タックル
 竿  リーデングXLヤリイカ 195
  リール 電動丸3000H 道糸6号 300m 
  仕掛け カラフル針6本+赤白1本 幹糸5号、ハリス3号 枝間1.2m 
           オモリ 120号、中オモリ10号

私の釣り方
 特に変わった事をしている訳ではない。ただ幾つか気をつけていることがある。
①釣り人に嫌われもののサバ対策である。朝の内はサバが遊びに来ることが多いので、新品の仕掛けは使わないようにしている。オマツリで駄目になったり、サバがツノを傷つけることで「乗り」が悪くなるからだ。また、日中でもサバが多ければ、仕掛けの投入を少し遅らせるようDscn1212にしている事。隣や後ろとのサバによるオマツリだけは避けられる。それでも、サバは来る。そんな時は「遊びに来ては駄目」と、優しく言い聞かせ海に返しているが・・・・。

②サミングしながら、仕掛けを下ろしている。今年のヤリイカは中層にいることが多い。日によっては、終日中層の時もあった。船長の指示タナより10m手前から、サミングし一旦止めるを繰り返している。タナが底でも同じ要領でイカを乗せている。(落とし込み釣法)これを2回繰り返し乗らなければ、20m程巻き上げ再度繰り返している。
③2回の誘いで乗らなければ、指示タナの前後を誘ってみる。例えば、「120mから140mまで」と放送があれば、ヤリイカは底にいる方が多いので140mからサミングしながら下ろす。それでも乗らなければ、諦めて巻き上げ次の投入に備える。

 数を乗せるには
 中層でサミングしながら下ろしていくと、仕掛けが落ちなくなってリールの回転が極めて遅くなる。イカが乗った証拠。そのままで、更に乗るのを期待しながら待つ。道糸が出て行かなくなったら、誘いながら巻き上げる。
 底で乗った場合は、暫く待ってから誘い上げる。今期のように群れが大きい時は、それだけで数が乗る。7本針で6杯掛けが4~5回あった。深い時には、180mも下ろして1杯
では効率が悪い。川名前での乗りはあまりよくないが、白浜沖は絶好調で、一流し3~4回は下ろすことが出来た。1回目より2回目としだいに乗りの数が少なくなってくる。乗りが無いなと思ったら、仕掛けを回収し次の投入に備える方が、数釣りには大切な事である。

 何杯釣り上げた?
 1回目は75杯(トップ102杯)で自己記録更新、2回目52杯(トップ81杯)、3回目51杯(トップ62杯)、4回目88杯自己記録更新(トップ96杯)。平均すると66杯と我ながら頑張ったと思っているが、残念ながら束超えは出来なかった。反省点は、取り込みが上手くいかず、いつでも何杯かリリースしていること、面倒なので乗りの悪いツノを交換しない事等、来期の課題が見えてきた。

 パラソルは旨いか?
 沖上がりから港までおよそ1時間ほどかかる。隣の方や後ろの方と、釣果を聞いたり、釣り情報を交換できる貴重な時間である。「パラソルが少なく、型が小さい」と、数を釣り上げていても不満が出ることが多い。ここ白浜沖は中・小型が中心で、パラソルは滅多に上がらない。パラソルを釣りたければ、外房へ行けば良いのだ。チビヤリは刺身にするにも手間がかかり、面倒だとおっしゃる。では、パラソルは旨いのか?ヤリイカは初春に産卵し、初夏にはその一生を終える。この時期の大型のイカは、産卵を終えている。そんなヤリが旨かろうはずが無い。チビヤリの方が、断然旨いのだ!

Dscn2383  チビヤリは旨い!!
 そこで皆さんに、手間を掛けず美味しく頂く我が家の食べ方を紹介した。水で洗う。次に、墨袋やその他不要な物を取り除く。包丁で切れ目を入れる。フライパンにバターを適量入れ温める。身と、ゲソもワタを付けたまま入れて焼き、醤油を掛けて頂く。一緒に焼くことで全体にコクが出てより美味しくなる。フライパンではなく、魚焼き器であぶってから醤油で食べるも良し。さっぱりしていて、私はこれが好きだ。写真を参照した下さい。誰でも出来る簡単、旨いレシピです。船中の近所の方に照会して、「今度Dscn2380 試してみる」と、好評をいただいているもの。この調理は、マルイカでも活用出来る。マルイカの場合は、ワタも取らずにそのままの方が、より美味しい事請け合い。

Dscn2381   いよいよ、マルイカのシーズン。楽しみだ!!!                                                                       

 

2009年2月 1日 (日)

カワハギ、難しいね、旨いね!!

            「釣り日誌」                      NO  66 2009・1・22 

「満席です!!」
 この時期に、一度は食べておきたいのがカワハギの「キモ和え」である。確かに美味である。料亭に行かなければ食べられないが、釣り人には出来る。難しい釣りで、あまり良い思いをしたことがないから、つい他の釣りに出かけていた。先日スーパーで見かけたら、手頃なサイズのカワハギが何と1匹850円もしていた。それでは庶民は食べられない。海で拾って来るしかない。2年ほど前に釣行して以来、仕掛けなどはそのままである。引っ張り出して点検してみると、手入れが良いのか使えそうである。金谷港のK丸に電話を入れた。「満席です」と断られた。平日の、まだ午後3時過ぎである。カワハギ釣りに「はまっている」人が多いと思ってはいたが・・・・。

Dscn1211_8 「空いていますよ」と、
 保田港の国丸さんから、返事を貰った。私は「ハマッて」はいない。駆け出しの素人で、まだ専用の竿さえ持っていない。初めての時苦労した上、「嫌な」思いでしか残っていない。とにかく、一日中エサを付けていたからだ。アタリが全く解らず上げてみるとエサが無い。カワハギはいるのに・・・・。「釣りに来たのだ!、エサを付けに来たのではない。」と、わめきたくなった。そんな事の繰り返しで、3匹釣れた。何となく、3匹が私に同情してくれたのだと感じたら、味さえ覚えていない。

 タックル
 竿 アルファタックル ショートアーム30-160(マルイカ用)
      アルファタックル LTメガ      30-165(夏タチウオ用)
 リール ダイワ 150i 早技 道糸1号 50m
 仕掛け DーMAX ハリス3号 5㎝ ハゲ針(市販品)

 私の釣り方
 久しぶりなので、釣り方を忘れている。そこで、インターネットで調べて確認していくする事にした。開いて見ると、なんとHPの多いことか驚きである。その中で初心者にも解りやすいブログを見つけた。リポーター平田千香子さんの「つり通信」が大変参考になった。「聞きアワセ釣り」「タルマセ釣り」「タタキ釣り」を状況に合わせて釣るようにと載っていた。基本は「聞きアワセ釣り」と。当日はいろいろ組み合わせて試したみることにした。
 金谷港のK丸には、名人級の釣り人が多いので、その人達の釣り方を見たかった。素人には、「状況に合わせて」が一番解らない点である。今までも、釣り船に上手な人がいると「断ってから」見せて貰っている。気さくな人には「質問」もした。丁寧に教えてくれる釣
り人が多い。中には、「嫌な顔」をされる事もあるので、気をつけなければならない。だから、私は聞かれたら「にこにこ顔」で答えるようにしている。
 
「6時前に港に着いた。」
 何台か車が駐車している。まだ辺りは暗いが、気温や風具合を見るために車外に出た。ここは、保田港から出る船の駐車場になっているので隣の車はどの船になるか解らない。が、隣の車から人が出て来て「国丸さんですか?」と声を掛けられた。「宜しくお願いします」と返した。二人連れで来ていて、気さくな感じがする。いろいろ聞けそうなので嬉しくなった。6時30分、釣り人4人で出船。二人の道具は、竿もリールも最新の物で、つい「高価な道具ですね」と褒めた。「凝り出したので、思い切って買いました」と。港を出て5~6分で釣り場に着いた。

Dscn1210_5 「25mです。どうぞ!」
 カワハギ釣りの基本は、「聞き合わせ釣り」と書いてあったので、ショートアームで様子を見ることにした。仕掛けをサミングしながら下ろし、糸ふけを取るとアタリがあった。巻き上げると、小型のハゼが。そんな事が2度ほど続いたので、今度は着底後「タタキ釣り」をとり入れた。しかし、アタリが解らずにエサを取られてしまう。穂先が柔らかすぎるようなので、LTメガに替えた。ところが、サミングしながら下ろし糸ふけを取ったらアタリがあった。竿を上げ、リーリングして取り込んだ。同じ要領で、3匹ゲット。後ろの二人連れの方に、様子を聞いてみた。「未だ釣っていません」と。「せっかく竿を取り替えたのに、叩く暇もない」と思ったが、そのままこの竿で釣る事にした。時々小さく移動するが、思うように釣果が上がらない。「タルマセ釣り」や「タタキ釣り」を織り交ぜているが、エサを取られる。特に「タタキ釣り」は3つ共取られる。カワハギはいるのにアタリが解らず、さらに間の取り方も悪いのだろう。後半は、着底後30㎝程ゆっくりあげ、一旦止めた後ゆっくり下ろす。下ろすと直ぐアタリがあった。とにかく、沖上がりまでに13匹をゲット出来た。二人組は9匹と8匹とのこと。こんなマルイカ竿や夏タチ竿で、よくぞ頑張ったものだ。自分を褒めてやろう。
 
Dscn1208_2 「キモ和えが旨い!!」
釣ったカワハギは、全部皮を剥いだ。背びれ、尾びれに包丁を入れて尾の方から頭まで皮を剥いた。大きめの2匹は、キモを崩さないように取りだし、5枚に下ろした。当日分と翌日分に分け、翌日分はラップに包み冷蔵庫へ。当日分は薄切りにしてキモ和えにした。残りのカワハギは、醤油、ミリン、酒で煮付けた。
 キモを醤油で溶かした中に、薄い桜色の身を付けて食べる。しこしことした歯ごたえの身と、キモの甘みが絡み、なんとも「旨い!」                                     煮付けも美味しいが、今一である。カワハギが小さいためか、 期待したほどでは無かった。カワハギには悪いが、ウマの煮付けと比べ優劣が付けにくい。次回は、大きいカワハギを試してみよう

   
「みそ汁が、超旨い!!」
 5枚下ろしの骨と頭をみそ汁にしてみた。キモを少し加えて、最後にネギを入れた。
この旨さは「なんだあ!!!」 キモ和えよりも旨い! 本当に旨い!!!!

 
 カワハギのみそ汁を、また食べたい。   釣りに行くぞう!!!
 

2009年1月10日 (土)

タチウオがエサを舐める??

                             NO  65 2008・12・30                                

「冬のタチは旨い!!」
 夏のタチウオは、脂が乗っていないので天ぷらが旨い。もちろん塩焼きも旨いのだが、冬のタチにはかなわない。その冬の旨いタチが観音崎沖で釣れ始めた。幽霊魚と言われているこの魚は、突然釣れだし、そして突然いなくなってしまう。前日にトップが一桁台なのに、次の日にトップが30本を超える。そんな日が3~4日続くと、しだいに釣れなくなり、そして突然消えてしまう。船宿が出す釣果情報をこまめにチェックしておかなければ釣果は期待出来ない。釣れだした3~4日が釣行のチャンスであるが、それとて当てにはならない12月17日に川崎丸に予約を入れた。その時点では4人の予約で釣行は決定していたが、朝受付で確認するとその後は予約はなかったとのこと。小雨でうねりもあると天気予報は「おしゃっていらした」ためか、それとも金融不安で景気の悪さのためか、解らない。私はトモに、4人は右舷に釣り座を、6時に舫を解いた。                

Dscn1203 「観音崎沖へ」
 4人だけなので、南西の風の中を飛沫が釣り座を流れるほど、船は飛ばす。30分ほどで釣り場に着いたが、まだ他の船はいない。「70mから誘って下さい」と放送が流れ、仕掛けを下ろす。始めは、忘れないために道糸でタナを確認しながら下ろしていった。潮の流れが速く、100号のオモリでもタナが取りにくく誘う事ができない。直ぐに、移動の合図が出た。少し移動して、再度投入の合図。今度は潮の流れは緩やかで、「75mから誘って下さい」に合わせられた。67mで「前アタリ」があり、暫く待ってから竿を立てるといきなり竿先が引き込まれた。電動リールを中速で巻き上げたが、途中で2度止まるほど強烈な引き。無事に4本指級を取り込んだ。嬉しいね!

 本日のタックル
  竿  ダイワリーヂングXLタチウオ195
    リール シマノ電動丸1000 道糸4号300m    仕掛け  タチウオ針(がまかつ)1/0、 幹糸6号3m、 自作の孫針は、ルア  ー用の針KPDN12LH・6をカラーワイヤーで接続する。接続はダブルスリー  プを使い、先はタチ針に掛かる程度の輪を作る。タチのエサは、2~3回「縫い刺  し」をする。最初に刺して出た先に孫針を掛け、裏に折り返して針を出す。その  後、孫針をエサの先に刺す。ワイヤーは細い方が良い。

Dscn1207_2  私の釣り方
 まず、仕掛けを船長から指示されたタナまで下ろす。竿先を海面から1m程、ゆっくりとなぜるように上げていく。休みなく、タナから10~15mほど誘い上げていく。何もなければ、再度同じ事を繰り返す。置き竿でも食い付くが、動いている物に食い付いて来ることが多い。だから、最初は食い付いて来るまでエサを動かす。誘っている時に、「前アタリ」があったら止める。「前アタリ」は、「ガサッ」、「コツン」と言う感じで小さく感じる。この「前アタリ」が解らなければ、タチは釣れない。鋭い歯でエサを噛み切った時が「前アタリ」である。一気に食わず、針を避けて安心な部分だけを食べて、残りの部分を見ているようだ。その「前アタリ」で、暫く待ってからゆっくりと誘い上げると「2度目のアタリ」がある。合わせると針掛かりする。誘い上げのスピードや待ちの間(ま)は、食いの良い時と潮の流れが速い時は早めにしている。

 12月17日は、
 最初の1本目のアタリで、今日は食いが良いようなので誘いをやや早めに取ることにした。2本目も、3本目も孫針に掛かっていた。4本目は、孫針と親針に掛かっていた。そこで、「前アタリ」の後、間をあまり取らずに誘い上げてみた。が、「そうは問屋が卸さない」。また元の釣り方に戻した。納竿までコンスタントに釣れ続き、4本指を10本以上で計28本釣り上げた。釣れている時は、移動してもタナは67m前後であった。タチウオとのやり取りでも、もちろん納得できて楽しい釣りが出来た。

Dscn1190  納竿に再度!
 12月27日、予約を入れた時点では「3人だから出船します」と。仕事納めの次の日にもかかわらず、昨年までは考えられない状況だ。確かに、天気予報は良くない。東京湾内は風のマークは黄色、波は1.5mである。当日、受付をして乗船人数を確認したら、「何故か3人なの!」と女将さん。乗船して待っていたが、出船時間近くになっても2人が来ない。「一人じゃ悪いから、下りるよ」と船長に話した。ようやく出船時間に到着、乗船と同時に舫を解いた。観音崎沖を目指して全速力で飛ばすので、キャビンに避難。既に神奈川や東京の船が釣り始めている。海上は予報に反して、凪である。

 「75mから誘って下さい」と
 2回誘ったが、何の反応もない。巻き上げて、エサをチェックしてみるが異常はない。
今度は78mから誘ってみると、72mでアタリ。少し間を取って誘うが、「前アタリ」のような感じがするが食い込まない。また間を取ってから誘うと、ようやく掛かった。
2本目は、63mでアタリがあるが1本目と同じで、なかなか食っては来ない。タチが「すれて来ている」ようだ。気が付けば、大船団になっている。食いが渋いためか、 久里浜沖に移動した。こちらも大船団であるが、どの船も釣り人は少ない。ここでも食いは渋く、孫針と親針の間だけを囓られようになった。思い切って孫針を外してみた。

20081217_  エサを舐めている?
 12~3本、何とかおかずを確保したが、思うように釣れない。その内、変な事に気付いた。誘っていて、少し重くなるのだ。「もしかして、タチがエサをくわえて舐めているかもしれない」と。そこで、大きくゆっくり合わせてみた。上がって来たエサには歯形が付いていた。「やはり舐めていたのだ」と確信。そこで、「タチにもスローライフを楽しんで貰おう」と、誘いが重くなった時点で置き竿にしてみた。私のイライラを察知されないためにも。気短な私が、かなりの時間我慢して待ってから大きくゆっくり合わせてみた。「ドーン」と来た。イメージどおりに釣り上げ、嬉しくなってきた。「タチなんかに舐められて、たまるか!」 立て続けに、5本上げたところで沖上がりとなった。釣果は19本だが、タチとの勝負に勝った事が、なんとも嬉しい。

 刺身、塩焼き最高!!
 刺身は、醤油に付けるとうっすらと脂が浮く。噛むと甘みが口の中一杯に広がる。「旨い」と、つい口走る。塩焼きは、身が柔らかく口の中でとろけるように広がる。釣り人の至福の時を堪能する。忘れてはならないのは、刺身で剥いだ皮を塩焼きにする。これも絶品!!タチに勝った喜びが、旨さとトモに全身に行き渡る。
 派遣切りなど不況のおり、こんな事をしていて良いのか?     反省!

2008年11月 4日 (火)

ヤリイカがおもしろい!!

                                   NO  64 2008・10・30 

「ヤリイカが釣れる?」
 勝山港でのヤリイカシーズンは、例年12月から5月頃までである。去年の釣りの記録を見たら年内には釣行していない。一昨年は、12月下旬に出掛けスルメ11杯とチビヤリ5杯と記録してあった。釣果の多い月は3月から4月で、それもシーズン初めは小型が多いのだ。北風が吹く時期、天気が良ければ遠くに富士山を眺めて、大漁を願ったものだ。ところが、今年はどうしたことか10月中旬から釣れ始めてきた。驚くことに、型は釣船のHPを見ても中・大型ばかりである。これは、行かなければならない。 と、30日に予約した。いつもお世話になっている新盛丸に。

 朝4時に港に着いた。
 既に4~5台の車が駐車していた。混んでいるようだが、釣り座はミヨシもトモも空いていた。左のミヨシを確保した時、「お早うございます」と背後から声を掛けられた。もちろん、全く知らない方であるが、こちらも挨拶を返した。新盛丸に来る釣り人は、気さくな方が多い。船長が来て、船に明かりが点った。釣り人が乗り込み始めて、お魚船に多く、イカ船は乗船者が3人と少ない。釣れているのに、混んではいない。まだ気温も水温も温かくシーズンではないからか、それとも金融危機の影響か?
 常連さんは、イカ券が購入出来る。3枚で22500円、何処よりも安い。

 本日のタックル
 イカ用 竿  ダイワリーヂングXL195
          リール シマノ電動丸1000 道糸4号300m、
先糸ナイロン6号5m、中オモリ 10号
          仕掛け 11㎝ツノ、7本、幹糸5号、枝3号10㎝

 舫を解いて、
 およそ1時間。僅かに北の風で薄曇り、釣りには比較的良い状況だ。ただ、潮の流れが2枚潮で無いことを願うのみ。遠くに伊豆半島と大島が見える。釣り場の洲崎沖にようやく着いた。周りには釣船がいない。「準備をして下さい」と放送があり、確認することにした。リールの固定、ドラグの締め、仕掛けの絡み等を確認して左手にオモリを持ち、合図を待った。「180m、底の方です」と同時に、前方へ投げる。昔ながらの勝山独特の投入器を使っている。パイプは、風があると仕掛けが絡むが、この投入器はハリスを固定するので絡まず、風に強い。沖釣りでは、最高の武器になる。

 1投目からサバが、
来襲し、40mから仕掛けが下りない。急いで上げるが、思うように外せない。中には暴れて自ら糸を巻き付けているのもいて、腹立たしくなる。ようやく外して、2投目。しかし、またサバ。竿先の異常で直ぐ巻き上げたので、3匹とも針掛かりだけで済んだ。3投目、またまたサバ。今度はツノをしっかり飲み込んでいるのと、ツノを3本刺しているのと、本当に「参った!」。隣の方は、仕掛けが下りたらしく巻き上げている。スルメとヤリを取り込んでいる。私はサバと格闘して、血だらけなのに。

 直結に替えてみよう!
 4投目もサバなので、思い切って替えた。仕掛けは邪魔者のサバを物ともせずに、底まで下りた。暫く待ってから、低速で巻きながらゆっくりと竿先を上げ、道糸に張りを持たせたまま、ゆっくりと下げる。「その間はツノは静止しているはずである」と思っていた。ところが、「電動を使わないで、ブランコと同じように」と船長から言われた。どうしようか悩んでいた。隣の方は、サバに邪魔されることもなくスルメ・ヤリを、もう5~6杯取り込んでいる。私はまだ0杯。サバは朝の内だけで、いなくなったようだ。悩むよりも、ブランコに戻そう。

 私の釣り方
 特に変わった釣り方をしていない。ごく一般的である。幾つか気をつけていることがある。その一つが、底から10m~20m前からサミングしていく事である。ほとんどの釣り情報は、誰よりも早く着低させることが釣果に繋がると書かれている。しかし、新盛丸船長の「オモリが勢いよく落ちれば、イカがびっくりして逃げる」と言う説を支持する。船長が、反応の幅を指示するので、サミングして乗る事もある。乗ったら、そのまま底まで下ろす。二つ目が、着低しても直ぐ誘わないで暫く待ってから竿を上げる。イカは、スルメでもマルイカでも、もちろんヤリイカでもツノが止まった時に乗るからだ。多少、カワハギ釣りの「たるませ」の感じで待つ。数を乗せるため、三つ目は、アタリがあっても直ぐ巻かない。ツノに乗ったイカが、残りのツノを動かして他のイカを誘ってくれるのを待つ。四つ目は、バラシを少なくするため、先糸を付ける事である

 後半、入れ乗り
「160mです。底から20m迄反応があります」と。1杯の、2杯の、スルメとヤリの、スルメのダブルの、ヤリのトリプルの時もと続いた。小刻みに移動していたが、「140m」の所では2~3回続けて投入出来た。釣船も回りに集まり、活気が溢れていた。

4杯掛けが2回も!!                                         1回目は、160mで乗った。底まで下ろして少し「たるませ」、ゆっくりと竿先を上げた時に乗った。ほんの少し巻くと2杯目が、そこで待つ。2杯のヤリが竿先を動かしツノを踊らせているようだ。動きが緩くなった時、ほんの少し巻くとズシリと乗った。ツノを動かすのをイカにやっていただく。何と合理的な事か!巻き上げると、中型が4杯も乗っていた。但し、1杯は胴に掛かっていたがそれでも文句は無い。2回目は、120mで乗った。船長の指示は140m。セオリー通り、120mからサミングを始めた途端に乗った。そのまま落ちるに任せていたが、ほんの暫くして落ちなくなったので、巻き上げた。何と、大型に近いヤリが4杯も乗っていた。嬉しいね。

  「海が、何となく変だ!!」
  「スルメも乗るので、14㎝のツノを3本仕掛けの上に付ける良い」と船長に言われたが、ヤリイカが食べたいのでそのまま11㎝7本でいくことにした。すると何と底で、スルメが乗るではないか。それも11㎝ツノに。おまけに、中層でヤリイカが乗る。今までの常識からすれば、底にヤリが、中層にスルメが住み分けていたと思っていたのに。それが、今の海は違うのだ。「海が何となく変だ!!」と、思うのは私だけか? 

 釣果はヤリイカ25杯、スルメ8杯
 タナが深く、数釣りが出来ないが、釣り上げた時の美しさは食味をそそる。チビヤリではないので、一杯でもアタリが解り、引きも良い。大型は、パラソル級ではないが、身が厚く、噛むと甘みがある。 今、そんな
 ヤリイカがおもしろい。また行くぞ!!!!

 写真の電池が切れていて、ごめんなさい。

2008年10月29日 (水)

黄金アジが食べたい!!

 「釣り日誌」                               NO  63 2008・10・23 

 「うまいを連発しながら舌鼓・・・」と!!
 朝日新聞、10月17日の朝刊の「旬・菜・記」に黄金アジの記事が掲載されていた。読んだ方も多いと思う。もちろん私もその一人で、食べたくなったら釣りに行きたくなった。これが釣り人の特権。都合を付けて、23日に出掛ける事にした。前々日に、金谷港光進丸に予約をした。久しぶりのアジ釣りなので、いろいろ聞いてみた。こちらの質問に、女将さんは明るく要領良く答えてくれた。光進丸は初心者(?)に親切だ。
 私の沖釣りはアジから始まった。およそ15年ぶりで、懐かしくなった。その後釣りも次第に広がり、アジ釣りは久しぶりである。鯛、イナダ釣りの外道として釣れるので、強いてアジをメインにすることはなかった。東京湾内のアジは比較的美味しくいただいていたので、
記事を読むまではその気も無かった。が、突然黄金アジが食べたくなった。塩焼き、刺身、タタキ、そして小アジを3枚に下ろして、酢〆は我が家で最も好評であった。よし、旬のアジ三昧といこう。

 タックルは、
 サビキ用  竿  ダイワ・インナーライン帆影、50-310
              リール  シマノ小舟3000(デジタル)
              サビキ  ヤマシタ・東京湾サビキ・15本針(180円特価品)
 ビシ用   竿  シマノ・ネルビオ210
              リール シマノ・小舟C1000

              仕掛け ハリス1.5号3mムツ針8号・ハリス4号チヌ針5号3m
  置き竿用  シマノ・バンヂットMH225
              仕掛け  ハリス8号、1.5m  針ヒラマサ11号
              クッション 3mm・1m(船長が親切に貸してくれた。嬉しいね!)

 サビキ用の竿とリールは、暫く使っていなかったので埃だらけであった。が、カウンターは正常に作動してくれたし、竿も傷んではいなかった。さすがシマノさんと言うよりも、手入れをしていた私を褒めるべきかな?

 「アジ船」?「ウイリー五目船」?
 「アジを釣りたい、サビキで小アジも釣りたい、そして置き竿で青物も狙いたい」と伝えたら、ウイリー五目船ですと女将さんに言われた。青物を狙うためには、乗合船ではミヨシかトモの釣り座を確保したい。5時に港に着いた。運良くトモが取れた。暫くして船長が出船の準備を始めて、ようやく両船の違いが解った。コマセが違うのだ。アジ船はイワシのミンチを、ウイリー五目はオキアミを使うのだ。イワシのミンチは、ドロドロで海水に溶けやすく集魚効果が高い。金網のコマセかごを使い、エサになるものが入っていないので付けエサで魚を釣らなければならない。私が釣りを始めた20年以上も昔から、サビキのアジ釣りに使われてきた方法だ。一方、オキアミのコマセは集魚効果もあるが、オキアミ自体がエサになるのでウイリーで針掛かりさせる事ができる。エサを付けて、多種類の魚が狙える。例えばハナダイやイサキ、イナダやワラサ等、ここ10年程前から良く使われている釣り方だ。

 船長は親切だ!
 挨拶をして、乗船した。久しぶりなので、いろいろ聞かなければならないが、取りあえず準備を始めた。船長の手が空いたところで、聞いてみた。泳がせの仕掛けを見て貰ったら。「仕掛け長は一ヒロ、タナは海面から4m、オモリは直接サルカンに付ける。水深が10mしかないので。」と。急いで直すが、クッションが細くて短いと言われたが、手持ちがない。「貸してあげるよ」と、今までにあらゆる物を借りたが消耗品以外の物で、場合によってはお金を払う事も多かった。クッションを借りるのは初めてだ。

 サビキ釣り
 港を出て15分、「水深は10m、底から1m巻き上げてください。」エサ用の小アジを釣るために、サビキを下ろす。10mは「アッ」という間である。ブルブルとアタリがあったので、少し待ってからゆっくり巻き上げた。3匹掛かった来た。ところが、全長1.8mで15本針、針同士が3箇所絡んでいた。オモリが底に着いてからの糸ふけによるものだろう。サミングが必要だ。入れ食い状態が続いたが、エサ用の小アジが掛からない。一番小さいアジを下あごから刺して、仕掛けを下ろした。「もっと小さいのはいないの?」と船長に言われる程、刺身用・タタキ用に最適なアジばかりである。間断なく釣れるのだが、中には暴れるので3箇所も針掛かりしているのもいて、外すのに苦労した。指に針が刺さる、アジの下腹のとげに当たる等痛い思いを充分させていただいた。ようやく、エサ用が3匹釣れた。何とイサキである。置き竿に変化は無いが、竿を上げるとエサが無かった。付け直して、投入した。「1匹貰うよ」と船長が、ミヨシの常連さんにあげていた。その後も小さいイサキだったので、サビキ釣りをを止めにした。置き竿用のエサも確保出来たし、アジを80匹以上釣り上げていたので。

 ビシ釣り
 近くの船でイナダが上がっているのを見たので、ハリスを4号に変えてた。しかし相変わらず同じサイズのアジが掛かる。サビキほど痛い思いをしないので、イナダの回遊を気長に待つことにした。何度か移動したが、水深は10m前後である。アタリが解らないのにエサが無くなっている。カワハギがいるのだろう。空合わせをすれば掛かるかもしれない。何度目かに掛かってきたが、色が黒かったのでウマズラと思ってしまった。針は口ではなく、腹に掛かってきた。その後ようやくイナダを1本釣り上げた。

 置き竿
 サビキ釣りの最中に、アタリがあった。竿先ががくがくと大きく揺れた。急いで竿を持とうとしたら動きが止まってしまった。仕掛けを上げるとエサが無かった。見ていた船長、曰く「多分ヒラメだろう」と。タナは海面から4m、底から狙って4mも上がって来たのだろうか?残ながら、その後は沖上がりまで音沙汰が無かった。

 アジ三昧!!
 釣果は、アジが102匹・イナダが1本・カワハギが1枚であった。1/3は近所にお裾分け、1/3は三枚に下ろして酢で〆めた。〆め方は、塩をたっぷり振り1時間ほどかけて、水分を取りる。水洗い後ミリンと酢の中に漬けておく。残りのアジは、塩焼き・天ぷら・刺身用に処理をした。もちろん「中骨」はすまし汁に。 旨い!!!  不平や不満も言わず手伝って下さった方と一緒に、2時間以上も費やした。疲れた!!!
 しかし、その甲斐あり「旨いを連発しながら舌鼓」をうった事は言うまでもない・

  暗くなり明かりが点ると、家に中のあちこちで光る。
       アジの細かい鱗、当分付き合うしかないだろう!

 写真を撮るのを忘れてしまいました。ごめんなさい。次回は必ず載せます。

2008年8月28日 (木)

タチウオに悩む!!

                                   NO  62 2008・8・23  

 タチウオの引きが、たまらない!
 竿を強烈に引き込むタチウオ釣り、この魅力にはまっている。その上、食して美味である。例年になく魚影が濃く、「今年は、夏タチウオ始まって以来の当たり年で、連日好漁が続いている。」と、富津港川崎丸のHPにも載せてある。船長曰く、「夏タチを始めて20年、こんなの初めてです」と。子どもではないが、お尻がムズムズして落ち着いて居られない程である。数年前に、夏タチで自己ベストの33本釣り上げた事がある。あの時の感動が手先によみがえってきた。自己記録の更新を!シーズンの最初は、練習と様子を見る事を主眼として、釣行することにした。第1回目は7月22日。川崎丸のHP、その他あちこちの釣船のHPを参考にして、タックルを準備した。

 タックルは、
 オモリが30号でリールの道糸が2号以下を指定されている。そこで、マルイカ用のタックルを使う事にした。釣船によっては「マルイカ竿でOK]と出ているし、リールは道糸を1号巻いてある。このタックルで様子を見てみよう。ハリスは6号、2mとやや短めの1本針を準備した。混んでいることが予想されるので、早めに船宿に着くよう家を出た。3時過ぎに着き、5番の番号札をゲットした。4隅は無理だろう、ならば何処に座ろうか考えていた。「案ずるより産むが易し」で、2人組がオオドモへ並んだので、運良く右ミヨシに釣り座を確保出来た。 竿はアルファタックルのショウトアーム30-160、リールはダイワ150早技。

Dscn1186  「姫」様も乗船
 航程20分、富津南水深15~6mの浅場。指示タナは、10mから海面までで、多くは7~8mでアタリがあった。浅いこともあって、小さくゆっくりと誘い上げて来た。最初のアタリは有るものの、なかなか食い込まない。10秒ほど待ってゆっくり竿先を上げると、エサを啄んでいるが食い込まない。20秒ほど待ってみるが、やはり食い込まない。今度は、最初のアタリから10秒待って小さく動かしてみる。全く同じである。置き竿にして、一服することにした。どうだろう、食い込んだ。同じように置き竿でと試みた。が、2回ともエサが全く無くなっていた。こんな状態を終日繰り返し、残念ながら、本日の釣果は16本。アタリの2/3ほどしか釣り上げられない。その上、途中でトラブル。スプールコントロールが緩んでいたので、バックラッシュ。「姫」様は46本、「何故だ?」。彼女の釣果の半分が目標なのに、悩んでしまう。細かなことで反省することがあり、その事を生かし、・・・・

 リベンジだ!
 次の週に出掛けた。前回は、トップから5番目までが左舷で 好漁であった。沖釣りをしていれば経験するが、潮の流れによって食いの良い側はあるもの。そこで、今回は左舷に釣り座を確保した。偶然にも、またまた「姫」様とご一緒である。残念なことに、今回も「姫」様と反対側で、名人の釣りをみることは出来ない。終日、前回と同じ悩みを解消出来ずに終わってしまった。釣果は29本で、前回よりも5割増しではあるが、「姫」様は64本と、またまた半分にも及ばない。「何故だ?」悩みが解消されず、同じ事が繰り返される。下船のおりに「姫」様に聞いてみた。「待ちが短いのじゃないの!」と、言われてしまった。確かに、最初のアタリで待っていても食い込まなければ、ゆっくりではあるが仕掛けを上げていた。多くの場合、半分のエサはまだ針に残っていた。貪欲なタチウオは、そのエサをまだ狙っていたかもしれない。北京オリンピックマラソンのゴールドメダリスト、ワンジルは「我慢しました」と。再リベンジだ!

Dscn1188  竿が折れた!
 タチウオ(LT)がまだ釣れているので、2週間ほど間を開けて川崎丸に乗船した。8月11日、お盆前の平日にもかかわらず、満席の状況。運良く、左オオドモが確保できた。最初のアタリで暫く待つ。食い込みが無ければ、そこから再度誘い上げる。ゆっくりと舐めるように。小さいがアタリがあった。残りのエサを啄んでいるようだ。暫く待つ。そして突然食い込んだ。最初のアタリが7m前後、2度目のアタリが5~6mである。だいたいこれで釣り上げていたが、後半になって食いが落ちてきた。3度目のアタリまで我慢して誘わなければ掛からなくなってきた。2~3mまで誘うと、エサを追いかけて来るタチウオが見えてきた食い付いたので、竿を立てる。海面から1~2mだったのだろう、テンビンとオモリが飛んできた。慌てて竿を下げた。タチは取り込んだが、竿先が折れてしまった。時間はまだ2時間近くあるので、竿を借りる事にした。「今日は竿を折った人は3人目です」と。終盤近くに、隣の方も折ってしまった。付き合いのいい方だ。借りた竿の調子に慣れるまで、かなり時間がかかったが、それでも38本の釣果であった。「やはり、我慢かな?」「コツが解った!」と感じたので、3日後に出掛けた。釣果は40本、しかしまた竿を折ってしまった。高い授業料だ。

Dscn1190  夏タチは終わりだ
 と思っていたが、いろんな事情でもう一度行くことになってしまった。勝山の新盛丸でも始めていたので、お世話になった。平日の事で、乗船者は5人と座席には充分余裕があった。釣り場は大貫沖、水深15m、タナは10mから海面までとほぼ同じである。竿は、アマノ釣具製MEGA-ZEALOT 30-165を購入した。最近のメーカー品は、細く柔らか過ぎて気に入らない。そのためか、魚のダイレクトな引きが感じられない。この竿を持ったら、即、気に入った。
 右ミヨシに、新盛丸の常連のK君がいたので挨拶をした。彼は竿を3本持って来ていた。1本はどう見ても鯛竿、1本はルアー竿、そしてエサ竿である。軟調な鯛竿を置き竿にして、合計7~8本上げていた。エサの食いが良いときは、エサ竿で、ルアーの食いが良いときはルアー竿で。「これ1本」の私は25本、彼は55本であった。釣り座に余裕があれば出来る事で、エサ釣りだけではさほど差は無かったと思う。
 釣ったサバをエサ用にサバク方法を見せてもらった。この「生エサ」がすこぶる食いが良い。次回からは、サバはリリースしないで使うぞう。

 8本指を釣ってみたい!
 関東沖釣り情報を検索していて、清水市由比港神栄丸で8本指のタチウオが載っていた。6本指は釣った事もあるが、8本は見たことが無い。東京湾の夏タチは、2~3本指がほとんどで、2.5~5本指が中心の由比港へ行ってみたい。そして、8本指を釣り上げてみたい。 如何せん遠すぎる。
 釣り上げたタチウオは、刺身、塩焼き、天ぷら、味噌漬けと充分に味を堪能している。もちろんお裾分けした方々からも、喜んでもらっていることを書き添えます。
 

2008年7月18日 (金)

イサキの数釣りを楽しむ!!

 「釣り日誌」                        NO  61 2008・7・16

 
 イサキ釣りが好きだ!
 なんと言っても、小気味よい引きの魅力がたまらない。誰でも釣れるが、誰でも数釣りは出来ない難しさが有る。その難しさを乗り越えて、釣り上げて抱卵した旬のイサキの美味しいこと。私の好きな釣りで、いつも上位に位置している。外房の勝浦港では、資源保護のため7月でイサキ釣りは終了し、11月まで禁漁になる。この時期は「梅雨イサキ」と言って、寒イサキほど脂は乗っていないが美味しい上に、数釣りが楽しめる。7月になって、釣り止め(50匹)の日が有ったが、その後水温が上がらずに低調な日が続いていた。復調の兆しが有ったので、9日に出かけた。しかし、水温が低くトップが22匹で、自称イサキ釣り名人の私は、何と7匹と言う惨憺たる状況であった。言い訳では無いが、隣人とトラブルが生じて、釣りに集中出来なかった事も・・・。

Dscn1173_2  リベンジだ!
 15日に、お世話になっている松部港和八丸に予約を入れた。大船長が「まだ10人で空いてるよ。今日は一斉休業で休みだけど、水温は上がって来てるよ」と。「平日に釣りに来る」人は、恵まれた「釣りキチ」なのだろう。その人達の中には釣り座を確保するために、前日から来る方もいる。私はそれほどでも無いので、集合時間に間に合うように出掛ける事にしている。釣り座は何処でも良いのだ。四隅は大釣りの可能性はあるが、落差もある。ハナダイ、アジ、イサキ等コマセシャクリの釣りは、安定した釣果を得たいならば、胴の間が良い。ただ、隣の人が下手な時は、「オマツリ」を覚悟しなければならない。「オマツリ」を避ける努力もせずに、「オマツリはお互い様です」と平然と言ってのける、プライドだけは高い御仁がいる事を覚悟しなければならない。

  朝5時前に着いたが、
 何処が空いているのか解らない。「右の胴の間と左のトモから3番目、お好きな方を」と船長。乗船料を払い、道具を持って乗り込んだ。右隣は若者、左隣はかなりの年配者、「上手じゃありませんので、宜しく」と挨拶をして準備を始めた。最近、この挨拶をされた事が無い。いつも私が先にしている。「少し変だな!」と感じることもあるが、なるべく気にしないことにしている。時間になり、13人の釣り人を乗せて港を出た。うす曇りの凪ぎである。協定で開始時間は6時となっているため、船はゆっくりと進んで行く。釣り場は、目の前の海中公園沖なのだろう。

Dscn1176  本日のタックル
竿 リーヂングX Kuu 180Ⅰ
リール ダイワ ICV 100R   道糸3号 100m
テンビン  チドリ30㎝ クッション1.5㎜ 30㎝
仕掛け ハリス1.5号 3m  針 ムツ9号 3本  ケイムラビーズ

 釣り方??
 「タナは海面から25mです」と放送が流れた。潮があまり流れていないので、 28m迄下ろした。仕掛けが馴染むのを待って、大きく2回コマセをまく。1m巻き上げ、小さく1回コマセをまく。ゆっくりと24m迄巻き上げたがアタリは無い。再度仕掛けを28m迄下ろす。両隣はアタリがありリールを巻き上げて、イサキを取り込んでいる。私は同じ要領でゆっくりと巻き上げたが、アタリが無かった。ビシを回収してコマセを詰め、仕掛けが両隣と絡まないように下ろそうとしたら、「上げて下さい。今日はイサキの移動が早いようです。」と放送。船は小さく移動した。2回目の投入は、26mでアタリがあり、追い食いを待たずに巻き上げた。中型のイサキが、一番下の針に掛かっていた。両隣も1匹釣り上げていた

 追い食いは??
 その後、トリプルを連続3回 。狙っていたとは言え、「びっくり」した。トリプルは、一番下の針に掛けなければならない。アタリに小さく合わせて針掛かりさせ、イサキが下へ引くのに合わせて竿先を下げる。概ね60~80㎝以内としている。それは、仕掛けの枝間を80㎝にしてあるからである。仕掛けの「張り」を緩めないようにして、次のアタリを待つ。アタリが来たら、小さく合わせて、今度はゆっくりとリールを巻く。イサキの群れの中を通過させ、最後の針に掛ける。この時のアタリは突然重くなる事でしか判別出来ない。イサキは口が弱いので、巻き上げはゆっくりが基本である。上の針や2番目の針に掛けると、他の針が掛けたイサキの動きで踊ってしまう。一番下に針掛かりさせると、「張り」のある状態で、他の針が小さく振動して食いを誘ってくれる。イサキがイサキを誘うことになる。狙い通りに、トリプルが3回も続くとは嬉しいね。

Dscn1174_2  間違っていた釣り方
 「イサキはタナで釣る」と言われて、今までは、タナを指示されると3m下までおろしコマセを撒き、タナでアタリを待つ。上手くいけばダブルもあった。誘って下さいと言われれば、竿先を小さく振るだけ。今回の釣りでも、「イサキの群れが通過中です。誘って下さい」とたびたび放送が流れた。そのたびに、多くの方は思い思いの誘い方で竿先を動かす。これで釣れない訳ではない。が、数釣りが出来ない。
 ①タナは、魚探の反応で一番魚影の濃いところが指示される。
 ②指示タナが25mならば、その場所で横一列に並んでいるわけがない。上下1mの  幅はあるはずである。
 ③魚影が濃いところのイサキは食いが良いとは限らない。魚影が濃いところは確立が  高いだけである。
 ④イサキの目は、視野が狭くエサの早い動きに反応出来ないようだ。

乗合船で、コマセを勝手に撒いて他の釣り人に迷惑を掛けてはいない。タナを守り、いつでもゆっくりと誘い続けている。

 一流し一回の釣りで、
 仕掛けを上げるたびに移動する。今日の釣りのリズムは、指示タナより1mぐらい下で良く食ってきた。日によっては、指示タナの時も、1m上の時もある。早く見つける事が数を伸ばす事に繋がる。海中公園沖で、小さい移動を繰り返した。空振りと1匹掛けは数回で、多くはダブル。隣の若者によれば、トリプルは5回あったとのこと。親切な彼に数釣りの要領を聞かれてので、話しをした。大変喜んでリベンジを誓っていた。さらに数釣りには「チヌ針」ではなく、「ムツ針」を奨めておいた。沖上がりの時間になり、コマセのザルで元気なイサキをクーラーに放り込んだ。

 丁度、釣り止めの50匹。イメージ道理の釣りが出来て大満足!!
Dscn1183  

2008年5月31日 (土)

マルイカに凝る!!

                               NO  60 2008・5・28  

 勝山港の新盛丸でチャレンジ
 今年はマルイカが好漁である。三浦半島、内房の釣船でも束釣りが各船宿のHPに大きく掲載されている。今まで、イカに限らず束釣りの経験が無い私は、いつも羨ましいと思っていた。好漁な今期はチャレンジする絶好のチャンスかもしれない。そこで、ここ新盛丸の割引券、SP(スペシャル)カードを利用することにした。有効期限は1ヶ月、金額は23500円、最低でも3回乗船出来る。竿頭を取ると、更に乗船できる。毎回、毎回竿頭だったら、どうなるのだろうと心配することは無い。どの船宿にも名人は必ず1~2人はいるし、更にイカだけに拘っている人もいる。その方々を避けなければ到底竿頭は取れない。運が大きく影響するだろう。

Dscn1162  5月15日
釣り座は釣りやすいミヨシを確保したくて早めに家を出た。3時半過ぎに港に着いたが、希望の場所を取れたなかった。ただ、平日のこともあり片側4人と空いていた。薄曇りで、風も波も穏やかで釣りやすそうだ。朝、SPカードを購入、「頑張って下さい」と船長に声を掛けられた。5時前に出船して1分、港の目の前、浮島の前で仕掛けを下ろした。最初はやはり緊張していたのか、アタリがあるのに上手く乗せられなくて2~3度取り逃がした。トモの若者2人はブランコ仕掛けでダブルで上げている。この狭い場所に勝山の釣船が勢揃い、どの船も竿を曲げリールを巻いている人が多い。焦ってしまった。「落ち着いて」と言い聞かせる。仕掛けを下ろし、糸ふけを取る。1mほど巻き上げ、タタキを入れ、竿先を静止させる。微妙なアタリを見逃さないようにした。ようやく1杯取り込んで、肩の力が抜けたようだ。小型が多いが、7~8杯取り込んだ。糸ふけを取った後、少し間を取ってから巻き上げると乗ることが有った。この事を今日は参考にしよう。気が付いて見ると、富浦方面に移動して他の船はほとんどいない。新盛丸も移動したが、イカの群れが見つからず1~2度仕掛けを下ろしただけで戻った。

Dscn1151  定置網の周り
を旋回し、「35mです。どうぞ」と合図が有った。先程の教訓を生かし、仕掛けを下ろしゆっくりと糸ふけを取っていくと乗った。これが1回目の「ノリノリタイム」であった。1杯掛けが多いが忙しい。暫くすると、やや乗りが悪くなったので、底立ちを取って小さくタタキを入れた。乗った、ダブルもあった。1度だけだがトリプルもあったが、1杯はリリースした。この流しで、20杯程取り込んだ。こんな感触は久しぶりである。少し保田方面へ移動した。スッテの墨を落とし、仕掛けの点検をし、足元のイカを桶に入れ、船に掛かった墨をスポンジで落とし、とその間も忙しい。ウエアーは黒なので、墨を気にしないが、他の方々はウエアーの墨落としに、更に忙しい。

 2回目の「ノリノリタイム」
がやって来た。同じ要領で、20~22杯取り込んだ。再度、定置網の周りに戻った。3回目の「ノリノリタイム」になった。10杯程取り込んだ後、仕掛けが根掛かりした。タオルを手に巻いて引き上げたら、道糸から切れてしまった。直結の予備は準備していない。仕掛けを作り、下ろしたら「上げて下さい」と合図。定置網の綱に絡んだのは、私だけでは無かったようだ。そこで、急いで移動したとのこと。しかし残念だ。マルイカはいるし、群れは大きいのに!!少し移動した所で、4回目の「ノリノリタイム」になった。同じ要領で、24~5杯取り込んで、終了になった。船長には91杯と報告したが、帰宅後数え直したら、93杯であった。返す返すも残念、無念。

Dscn1163  5月23日
前夜に予約を入れた時では7人が、当日は14人になっていた。前日の釣果が良ければ釣り人は来る。釣果が悪くても正直にHPに乗せれば、人は来ない。客商売は辛いね。
前日の竿頭に「イカ名人」の名前、久しぶりに名人の釣りを見たいから行くことにした。港を出て30分、館山湾沖に着いた。1~2杯上げてところで「大きく移動します」と放送があり、金谷沖まで30分。こんな時は、得てして絶不調の予感。案の定、予感的中。スッテの色、配色を変えても乗らない。5㎝と7㎝をミックスしても乗らない。誘いのリズムを変えても、落とし込みでも乗らない。名人でも20杯、私は11杯と近年希に見る不漁。2番手は7㎝のブランコ仕掛けで18杯の方でした。
こんな時もある。

 5月28日
勝山港の釣り船では、週明けから束釣りが続いている。大きな群れでマルイカが来ている。前夜に予約を入れると、「現在、18人です」と聞き釣行を断念した。あの大きさの船で片側10人はきつい。それにいくら群れが大きくても、一人の釣果の割合は小さい。風も波も穏やか、晴れて釣り日和なのに残念。週末は天気も悪く、予定もある。「そうだ!」午後便なら空いているだろうと予約を入れた。平日とは言え、国道127号線は混んでいる。幹線道路のため羽田空港拡張工事のダンプ、生活道路のため軽トラが安全運転で通行、港に着いたのは出船10分前、飛び乗った。港の前で釣り始めたが、私は準備で忙しく仕掛けを下ろせなかった。誰も上がらなかったようで、直ぐ移動した。富浦沖で突然エンジンの音が小さくなり「50mです。どうぞ」と合図が出た。前前回の教訓を生かし、底立ちをゆっくり取ってみた。アタリの割には上手く乗せられない。それでも、何とか「ッ抜け」はした。館山方面へ移動した。南の風で飛沫が当たるので、船尾に動いた。通年イカを追っかけている茂原のTさんがいらっしゃる。「お久しぶりです」と挨拶を交わした。

 大房岬の手前で停船、
「45mです」と合図。大きな群れに当たり、入れ乗りが続いた。要領は、いつも道理で問題なく取り込めた。小さく移動しながらの釣りが続いた。しかし移動するたびに型が小さくなっていく。小型のヤリは派手に竿先を揺らすが、乗りが悪い。そこで、サミングしながら仕掛けを下ろしてみた。ダブル、ダブル、そしてトリプルも有った。午前便の釣果は悪く、続けて午後便にも乗った若者は32杯と嬉しそうだった。Tさんは25杯と、マルイカ初釣りに満足顔だった。私は、55杯の竿頭、充分満足である。SPカードであと2回、束釣りを目指して楽しめる。

 Dscn1171 旨さに魅せられて!
小ぶりのマルイカは、ワタを取りだし、墨だけを取り除き姿焼きで食べる。本体とゲソを別々に焼いても良いし、再びワタを戻して焼いても良い。醤油を付けて食べると旨みがます。刺身はヤリイカにも勝る。特に、ゲソの刺身は味はもちろん、その食感は他では得難い。マルイカはほとんど市販されていないので、この美味しさを堪能出来るのは釣り人だけの特権である。しみじみと釣りが出来る幸せを感じている。
  束釣り目指して、頑張るぞ !!!

2008年5月 7日 (水)

江戸前の穴子、これは旨い!!

                                NO  59 2008・5・01  

 一度は釣ってみたかった!
数年ぶりの好漁と聞く。船宿のHPでは、「今が入門のチャンス」と釣り人を呼び込んでいる。一度は釣ってみたかった江戸前の穴子。もちろん食べたい。昔、20年以上も前千葉港でカレイ釣りの時、穴子が掛かった事があった。仕掛けに絡んで苦労したが、ミリンで煮て食べると最高に旨かったことを、いまだに覚えている。それ以来、釣り上げた穴子を食べてはいない。浦安港吉久に昼過ぎに電話を入れた。この日、午前中は南風がやや強く釣行を迷っていたが、風は次第に収まってきた。「釣り場は凪いで来ていますから、出ます。」と。急いで支度をして、出掛けた。3時半過ぎに船宿に着き、親父さんに「初めてなので、教えて下さい」とお願いした。

 親父さんに道具を見てもらった。
船宿のHPの仕掛け図を見て、準備してきた。竿は、キス竿でも良いとあったので、昔の竿をそのまま持っていった。竿はシマノ幻波1号・15-180、リールは小型スピニングで道糸は1号50m巻いてある。かなり古い道具である。オモリは釣り鐘型20号、ハリスはヤマシタの「江戸前、針11号」を購入した。夜釣りの必需品のケミホタル25も準備した。親父さんが「見てやるよ」と快い返事があったので、セットで持って行った。道糸へは、1m程のフロロ4号の先糸を付けておいた。親父さんは、手に持って「なかなか良いよ。」お墨付き。「最近は、この1mの短竿が評判がいいよ」と袋から出して、商売を始めた。「今日は、これでやってみますよ」と丁寧にお断りした。にもかかわらず、

釣り方は、
と話し始めた。エサは、団子のように付けること。オモリが着底したら、糸ふけを取りハリス分程で小さく小突く。アタリはゴソツ、フワッと言う感じがする。そうしたら小突くのを止めて、次のアタリで強く合わせる。口が堅いので、しっかりと合わせないと抜ける。2本竿だから、手返し良くやらないと、数は伸びないよと激励された。良い親父さんだ。マゴチ船、アジ船が沖上がりしてきたので、店の中はごった返してきた。

Dscn1133_2 釣り座は、
「初めてなんだから、オオドモが良いよ」と親父さんの推薦で決めた。6人の釣りキチを乗せ、定刻より少し早めに河岸払いした。旧江戸川を下る。左側にディズニーランドの明かりが見える。大きなホテルの明かりが眩しいくらいに輝いている。河口を出ると、エンジン音を上げ全力で疾走し始めた。弱い北風のおかげで、飛沫が当たらずに快適に夜景を眺められる。遠くに海ホタルがみえ、アクアラインが近づいてきた。スピードが次第に落ち、釣り場に近づいて来たようだ。暗くて良く見えなかったが、既に6~7隻の釣船がいる。ここは木更津沖、「始めて下さい。15mです。」と放送。

 
エサが付けにくい。
青イソメは活きが良く、なかなか刺さらない。縫い刺しにしようにも暴れる。ようやく団子状に出来たので、仕掛けを下ろし糸ふけを取った。置き竿にして脇に置いた。続けてもう一本の仕掛けにエサを苦労して付け、立ち上がった。両手に竿を持ち、小さく小突く。多少うねりがあるので、竿先が下がらないようにしていれば、小突いていることになる。竿が1.8mなので、イメージ通りに誘ってはいないようだ。何度か小突いていたら、左の竿に「ゴソツ」と言う感じがした。誘いを止めて、少し送るようにして待ってみた。続けてアタリがあった。鋭く合わせ、右手の竿を置き、急いで巻き上げた。小型ながら、立派な穴子である。しっかりくい込んでいるので針が外しにくい。プライヤーで外す。針が少し曲がったようだが、そのままエサを付けた。

Dscn1132  忙しい!!
仕掛けを下ろしている最中に、右の竿先が振れている。急いで合わせる。左の竿をセットして置く。右の竿を巻く、取り込む。取り込みが少し遅れたから、穴子が道糸に絡んでいる。上手く針を外したが、絡んだ糸を外そうとして噛まれそうになった。慌てて振り払うと、下に落ちて逃げ始めた。タオルを持って追いかける。捕まえて桶に放り込む。エサを付けて、仕掛けを下ろす。左の竿を空合わせしてみるが、何となく軽いように感じる。巻き上げると、エサが全く無い。右の竿を時々見ながら、エサの青イソメと格闘している。優雅(?)に両手に竿を持ち小突いて釣りを想像していたのに、大違いだ。

 少し移動した。
やっと、2本竿で誘う事ができた。1本は5~6m先へキャスティングしてみる。エサも取られない。ここは穴子が居ないのかと思った時、「移動します」と放送が流れた。底にいる穴子は魚探に反応が出ないのか。移動して10分も経っていない。小さく移動した。周りには明かりの点いた釣船が10隻程が確認できる。また、忙しくなってきた。置き竿にしていて、様子を見るために竿先を上げると、強い引き。急いで巻く。突然軽くなる。針掛かりしていなかったようだ。その後は、必ずしっかり合わせる事にした。が、今度は針の外しに苦労した。 中乗りさんが、釣り上げた穴子を持って行った。その間に、針が曲がってしまい、3回も取り替えながらも、忙しく、忙しく釣り上げた。さばいて、ビニール袋に入れて持って来たので「何本いましたか?」と聞いてみた。「18本です。」その後、5本追加した。

Dscn1131 23本も釣り上げた。
隣の若者は14本、後ろの若者も13本というのに、初めての穴子釣りで、23本は出来過ぎだ。 アタリも、誘いも思った程難しくは無かったことと、なんと言っても穴子が沢山いるからだろう。今日はGWの真っ最中、全速で帰港する船の上をジェット機が次々と着陸していく。船長と中乗りさんにお礼を言って下船した。手を洗って、親父さんに挨拶をしようとしたが、店には誰も居なかった。帰宅は11時に近かった。片道1時間前後で行ける船釣りはかなり、魅力的だ

 白焼きが旨い!!
風呂上がりに、塩を振り魚焼き器で焼いて食べた。これが旨い。インターネットで検索すると、焼いてから塩を付けて食べるか、わさび醤油で食べるのが美味しいとあった。骨を唐揚げに、酒のお摘みに最高!!翌日、ミリンでの煮穴子を温かいご飯に煮汁ごと掛けて頂いた。これも旨い!!

穴子釣りの必需品?
忙しい釣りである。最もイライラしたのは、暴れる青イソメを団子刺しにすることであった。滑らず手際よく針掛かりさせるためには、がどうしても必要だ。それと、短竿があればさらに釣果を伸ばせるだろう。

   次回も頑張るぞう!!

2008年5月 4日 (日)

マルイカは旨い!!

                                   NO  58 2008・4・25  
 マルイカのシーズンが来た。
この時期を首を長くして待っていた。神奈川の三浦半島では3月の初め頃から釣船が出ていた。、タナが深く、釣果は今一なので暫く様子を見ていた。が、ようやく東京湾に入って来たようだ。湾内に入って来ると、かなり浅場の釣りになり釣果も伸ばせる。今か今かとマルイカファンの一人である私は待っていた。日によるが、トップが60杯を超える釣り船が出るようになった。いつもの事であるが、シーズンの初めは「様子をみる」事、「事前練習」を目的に釣果を気にせず出掛ける事にしている。

Dscn1125  保田港の国丸さんに予約を入れた。
平日の事もあり、思った程込んではいない。国丸では、釣り座を予約時に確保出来る。釣り座は何処でも良いかもしれないが、人それぞれに「ゲン」が良い場所、釣りやすい場所はある。その場所を確保するために、前日から出掛ける釣り人もいる。確保してあれば、余裕を持って出掛けられる。嬉しいね。左のトモから2番目を予約した。当日の朝、5時に港に着いた。暫く待っていると女将さんが来た。挨拶をして、料金を払った。船宿のHPをプリントして持参すると1割安くしてくれる。釣り人は8人、全員乗船したので、定刻より少し前に出船した。風もなく薄曇りの釣り日和、期待が膨らむ。ただ、オモリが40号と、タナは深そうだ。館山沖に着いた。

 本日のタックル
竿  アルファタックル・ショウトアーム・30-180
リール  ダイワ・ダイナスター・150早技  道糸1号200m
仕掛け  直結、ヤマシタ・チビイカ5×5本(枝間1.2m)、幹糸3号

Dscn1127 「45mです。底から5m迄反応があります」と。
館山湾口で第1投。思った以上に風がある。今日は、親切な女将さんが貸してくれたので投入器を使う事にした。一投目は空振り。小さく旋回し、2投目にアタリがあった。小さい、小さいアタリが。慎重に巻き上げ、小さい、小さいマルちゃんをゲットした。群れが小さいのか、一流し1~2回の釣りが続いた。
多少のうねりと風のため、アタリが解りづらく数を伸ばせない。時々墨が付いたツノが上がってくるので、マルイカは確実にいる。5投目に大きなアタリがあった。重量感が竿先にあり
中型を取り込んだ。注意して外したが墨をマリンブーツに掛けられた。船にも墨が掛かったので、急いでスポンジで洗った。乗船した時放送で、「墨は出来るだけ早く洗い流した下さい。乾くと落ちないことがありますので」と言われている。幸いにも、ウエアーには掛からなかったので助かった。9時過ぎには、やっと「ツ抜け」したが、釣果は厳しそうだ。しかしそれ以上にアタリが解りづらい。風やうねりのせいにはしたくはないが、「空合わせ」のようになっている。いろいろ試してはいるが、納得がいかなくて、悔しい思いをしている。

 マルイカは「ガキ」か?
ほんの僅かな経験から、マルイカの性格をまとめてみると、一つ目は群れてはいても決して一方向に向いて、泳いではいないと言う事だ。数釣りが出来るスルメイカではパーフェクトがある。今釣れているヤリイカでも、ある。アジでもイサキでもハナダイでも、夜釣りのキンメでも針の数だけ掛ける事ができる。ところが、マルイカはそうはいかない。何故だろうか。想像するには、同じ方を見て泳いでいないからだ。群れてはいても、それぞれがいろんな方を見ていのるで、ツノが目の前に来たマルイカだけが反応し、他のマルイカは、見えていないから反応しないのだ。2杯、3杯掛かるときは群れの密度が濃いと考えた方が良いのだろう。マルイカはただ単に集まっているだけの「烏合の衆」、「ガキの群れ」なのだだから、1杯がほとんどで、たまには2杯掛けもある。
 もう一つは、非常に好奇心が強いことだ。それは毎年のようにツノの色等が変わる。これは好奇心が旺盛な事を表しているように思う。釣り具業者と結託していると勘ぐりたくなる程である。更に、他のイカより長い触手でツノを触る。そして気に入れば抱きつくが、気に入らなければ直ぐ離す。ヤリイカやスルメイカは直ぐに抱きつくので、竿先が下がりアタリが解る。マルイカは触手で触った時、その時が勝負なのだ。

  釣り方?
上記の事を頭に入れて、釣る事にしているが今のところ思うように釣果は伸びない。
①仕掛けを下ろす。着底したら糸フケを取る。②1~2秒待ってから20~30㎝ほど巻き上げる。この時乗ることもある。③カワハギ釣りのように、海面を叩く。この時、激しく大きく叩く必要はない。ブルブルと言う感じ。何故なら、1匹のマルちゃんにアピール出来れば良いからだ。④竿先を静止させる。3~5秒くらい。その日のマルイカの活性ぐあいや、時間帯にもよる。⑤この時、竿先が下がるのを見るのではなく、ほんの少し竿先が、上がるのを確認する。触手を伸ばしてツノに触り、自分の方へ引っ張る。その時オモリを引っ張り竿先が浮くようになる。⑥素早く合わせ、巻き上げる。乗らない時は②~④まで繰り返
し、それでも乗らなければ4~5m巻き上げ①からやり直す。

Dscn1130  入れ掛かりに!
館山湾内を小さく旋回しての、所謂拾い釣りが続いていた。次第にうねりも治まり、風も凪いできた。「35mの中層に反応があります」と放送があった。底より10m以上も上である。珍しい事だ。こんな時はタナまで下ろして、間を取って即合わせてみる。乗った!しかし、その後が続かない。思い切って、底まで下ろし通常の釣りにしてみた。竿先が上がるのが見えてきた。合わせる。乗る。立て続けに3杯取り込んだ。放送ではその後もタナが中層と繰り返されるが、1回目が駄目ならば底まで下ろした。いつもの事だが、群れが有っても乗る(掛かる)タナとは別なのだ。移動のたびに浅くなり、32~40m程で入れ掛かりになって来た。その間ダブルは1回だけであった。前半が全く駄目で、後半好漁。中・小で32杯、シーズン最初としては納得のいく釣果であろう。

 本日の反省を生かして
竿は180で9:1の先調子竿ではあるが、うなりや風が有るとしっかり仕掛けを静止させる事ができず、アタリが取りづらい。120~160の竿が欲しい。幹糸を3号ではなく、2号の方が良い。細いほどアタリが出やすいのではないだろうか。今回試してみた事がある。竿先が下がった時合わせても乗らないので、そのままで待って見ることにした。2回成功した。次回に生かそう。
 刺身、姿焼きが旨い
歯触りがモチモチして、噛めば旨みが口の中一杯に広がる。これが刺身!!!
さくっと噛み切れほどよい歯ごたえ、ワタの美味しさと一体になった旨さ。姿焼き!!

       旬のマルイカ、最高!!!   釣り人の特権を満喫!!!      

2008年3月13日 (木)

鯛でお祝いを!

                      NO  56  2008・3・9
 乗船の予約を

Dscn1084 3月6日の3日前に入れた。その時点では「二人いますので、出船します。」と返事があった。天気予報では、さほど悪くない。勝山港からの鯛釣りは、南でも館山湾内、その多くは富浦沖である。南西の風が吹き上げて来なければ鯛釣りは可能である。この時期の鯛釣りは、鯛専門に狙う釣りと、もう一つ「ハモノ狙い」の釣りが出来る。「ハモノ狙い」はヤリイカの時期に、釣り上げたヤリイカをエサに鯛を釣る。釣れると大物が多いので、狙う方が多い。が、ヤリイカのシーズンのため、乗船者が多くオオドモでなければ竿を出せない。大物狙いのため、釣り上げる確立は、もちろん低くなる。

 お祝いのために
どうしても鯛が欲しかったので、鯛船に乗船することにした。年末の時は、1㎏弱を6匹釣り上げているので、最低でも2匹は釣り上げたいと願って出掛けた。新盛丸では、鯛釣りの場合は釣り座が予約出来るので、左ミヨシを確保してあった。5時前に港に着いた。風は北寄りで多少あり、意外と寒い。朝、船長に挨拶をして乗船者の人数を聞いた。3人とは釣り人には嬉しい。インターネットで釣り情報を検索していたら、神奈川の船のHPに「ハリス切れが多いので、4号にして下さい」と書かれていた。4号を使う事は無いと思うが、予備として準備した。普段は3号、食い渋り時には2.5号を使っている。私の仕掛けは、3号2m+4号6mにしてある。鯛が掛かっても、サバが来てもハリスが傷つくので必ず取り替える。8の字結びで接続し、傷んだ先の2mだけを鋏で切り交換する。簡単に出来、無駄が少ない。                                  

本日のタックル
竿  シマノ・海攻マダイ・Ⅰ・S270
リール シマノ1000EV 道糸3号200m
仕掛け 3号2m+4号6mの 8m、 針マダイ7号
エサ  冷凍オキアミブロック小、 海水で溶かしその中から選んで使用

  舫を解いて
6時前ではあるが、薄明かりの中、港を出た。微風ながら北風なので、南下する船の上はさほど寒くは無いが、うねりが有り飛沫が時々飛んでくる。隣の方とは離れ過ぎていたので、挨拶はしなかったが、右舷のミヨシの方と挨拶をした。「新盛丸にはよく乗られるのですか?」と聞いてみた。あまり見かけない年配の方ではあるが、ベテランと見受けた。「この船にはよく乗ります。鯛ばかりですが。トモの方とはよく会うのですが、おたくは初めてですか?」と聞かれた。2人は鯛釣り専門の釣り師なのだと、何となく解った。私は、釣れる魚、旨い魚を追っかけていることを話していたら、釣り場の館山湾沖に着いた。勝山港から出船している釣り船が何隻か見える。

「72mから誘って下さい。」
と放送が流れた。左舷側は私とトモの方と2人、足元に置いてあった幹糸は絡む事無くスムースに下ろすことが出来た。さい先が良いぞ。72m+7m、79m迄下ろし2回でタナまで持って来た。うねりが有り竿先がなかなか安定出来ない。仕掛けを上げてみるとエサが無い。こんな状態が続いた。ひたすらうねりが収まるのを待つしかないのか。湾内で何度か移動を繰り返しても状況は変わらない。その間にようやく小さなアタリが有り、ようやくアジを2匹取り込んだ。ただ、鯛が噛んだような痕(オキアミの頭が無い)が3回有った。待ちが短いのか、それとも誘いが早いのか。うねりが次第に収まって来た。私の状況は変わらないし、2人のベテランの方もアジを数匹で、鯛は釣り上げていない。大きく移動し、富浦沖に来た。

「後30分程ですから、頑張って下さい」と。
凪ぎになってきたので、底から10mで置き竿にして待ちを少し長くしてみた。底まで70m、1m巻き上げ大きく2回コマセをまき、最後におまけで小さく1回、60mでキーパーにセットした。竿先を緊張しながら見てた。「ここは大型が来るかもしれませんから、ドラグを緩めておいて下さい。」と。「お祝いには、鯛を」と、気負って来たのに未だ1匹も釣り上げていない。「焦るな!」と言い聞かせれば、するほどプレッシャーがかかる。3月2日に、我が家に待望の初孫が誕生した。母子共に無事で「嬉しい」の一言である。6日に退院することになり、赤飯を炊いてお祝いをすることになった。例え小さくとも鯛を添えたいと、自ら言い出した事ゆえ、重圧がのし掛かってくる。

 ゆっくりと誘い上げる。
押さえていた道糸に、微妙な振動が伝わって来た。「アレ?」、どうしようかなと考えている内に、竿先が下がり始めた。1~2度小さく下がり、考える余地も与えず一気に竿先が海面に引き込まれた。「来た!!!」道糸がズルズルと出ていく。竿を立て、リールを巻くがそれでも出ていく。少し引きが弱まったので、リールを巻く。また出ていく。負けずにまた巻く。突然、今まで以上の引きが来た。3号のハリスが切れるかもしれないと不安になり、ドラグを少し緩めて耐えた。カウンターを見ると36m、根に潜られる事は無いだろうと。耐えていたら弱まった。また巻く、出る、巻く。果てしなく続くように感じながら、それでも「焦らずに!」と言い聞かせながら。あと6mになった時、「竿を後ろに置いて、道糸を手繰って! 船の下に潜られると困るので・・・」急いで竿を後ろに放り出し、船体の下の方に伸びている道糸を握った。 ゆっくり手繰っていくと、ようやく赤い魚鯛が見えてきた。

 船長がタモを持って
Dscn1095_3 そばに立っていて、「頭をこっちに向けて下さい」と。この期に及んでもまだ抵抗し、2転3転し暴れる。針は、口の左端の上の皮に掛かっている。歯で切られる事は無いと思うが、それでも慎重にタモの方に寄せて来た。「入った!!」その場で渡された。ズシリと重い。魚体が陽に照らされ一段と輝いている。「ホット!!」してタモを持って、座り込んだ。道糸、仕掛けが足に絡んだまま・・・・。暫くタモの中の鯛を見ていた。桜色に映え、口を大きく開け背びれ胸びれを一杯に広げている。「綺麗だ!!!!」。 重圧から解放された事もあり、胸が熱くなってきてしまった。港に帰って来て、計量した。2460g、四捨五入すると2.5㎏、自己ベストである。

「明日、明後日が旨いよ」と、
Dscn1096_2 船長に言われた。確かに今までの経験からもそう思う。帰宅後、お皿に載せて孫と一緒の写真を記念に撮った。当日は、アジの刺身とタタキ、アラの潮汁。次の日に鯛の刺身、頭とカマを塩焼きにして頂いた。翌日も頂いたが、 2.5㎏の、天然マダイが不味かろうはずがない。
 至極残念なこと、焼酎のお湯割りをもう一杯飲めなかった事が、返す返すも・・・。                 

2008年2月 2日 (土)

初釣りは、タチウオで!!

                       NO  55  2008・1・18
 
 年末の釣り
 を楽しみにしていた仲間と、ハナダイ釣りを約束をしていた。しかし、お互いに調整が出来なかった事もあり、その上釣れていなかった。船中2~3匹の釣果では、釣行の意欲をそがれてしまった。彼はハナダイ釣りの名人と、私は思っている。いつも隣で釣り方を見ているが、未だに何処が違うのか分からない。釣果は、いつも彼の半分ぐらいである。コマセワークと誘いのリズムが違うのだろうと感じているが。本当は一緒に出掛けたかったが、年明けの釣行を約束した。ところが、外道ばかりで一向にハナダイは上向かない。諦めて、釣れているタチウオに変更した。

Dscn1091  年が明けても
 タチウオの調子が極めて良い。昨年のタチウオは、夏場に良くその後秋口は全く不漁で、多くの釣船が出船を取りやめた。ようやく12月になって上向いてきた。トップが2~30本の日も出始めてきた。それが年明けに続いている。「ハナダイ釣り」名人は3年前に1度経験があるが、その後は無い。しかし、「一芸に秀い出た・・」の諺にもあるように、「一釣に秀い出て」いれば、案ずる事はあるまい。とは言え、取り敢えず12月の釣行の様子と、釣り方のポイントを話しておくことにした。予定のAM3時、道具やタックルを私の車に積み替え出発した。「久しぶりだね」と挨拶を交わした。富津港までおよそ1時間半程あるが、早めに話しておくことにした。

 釣り方のポイント
 ①タチウオはかなり神経質であるが、安心すると驚くほど貪欲な魚である。
  ②歯は極めて鋭く、エサを囓られても解りにくい。そのためカワハギと同じように「エ  サ取りの名人」と言われているので、エサは縫い指しで付ける。
  ③誘い方は、その日によって早かったり遅かったりと変わる。また朝方と日中でも変  わるので、1日中同じパターンを繰り返していては釣果は上がらない。
  ④最も重要なポイントは、最初の「前アタリ」があったら即、誘いを止める。暫くそ  のままで待ち、少し揺らしてからゆっくり誘い上げる。

  ⑤「前アタリ」とは、長いエサの下の部分を噛み切るときに出る、僅かな振動である。
  「ザラツ」「ガサツ」とした感触で、ゴミが道糸に絡んだような感じがする。
 ⑥揺らす事で、安心して針先に残っているエサに一気に食らいつく。電動のスイッチ  を入れて巻き上げる。
 ⑦針掛かりしたタナをカウンターで確認をしておくこと。同じタナで良く掛かるので、  続けて2~3本釣り上げると釣果が伸びる。掛からなくなったら、上下のタナを探  るようにする。概ね、タナは10~15mである。

Dscn1072  4時半前
 に船宿に着き、番号札は5・6が取れた。受付を済ませ、港へ行くと、既に多くの釣り人が暗い中で乗船を待っていた。風も穏やかで釣り易いようだが、寒い。船の上は薄く氷が張っていて滑りやすい。船長が明かりを付けて、海水を掛けている。釣り人のための配慮、有り難いと思う。多くの釣船は、「滑りやすいので気をつけて下さい」と言うだけ。言うだけならば、誰でも出来る。いや、それさえ言わない船もあるが。1番から自分の好きな場所にクーラーを置く。運良く、右ミヨシと隣が確保出来た。好釣なので平日にもかかわらず、14人の釣り人を乗せ定刻より早めに港を出た。左ミヨシに「タチ姫」様が御乗船されている目標の釣果は彼女の半分を超えれば上出来であろう。向かうは観音崎沖、30分はかかるのでキャビンに下りた。

 釣り場に着いた。 
 既に、かなりの船が釣り始めている。神奈川の船、東京湾奥の船、そして川崎丸を初めとする千葉県の船、4~50隻もいるだろうか。船はタチの群れを捜してゆっくり旋回を繰り返している。周りの船ではあまり上がっていないようだ。「75mより上15mほど誘って下さい」と放送が流れた。いよいよ戦闘開始である。仕掛けを下ろした。潮の流れが速い。道糸がオオドモの方にかなり流される。78mでリールを止め誘い始めた。潮の流れが速いので、誘いは「クイツ、クイツ」と早めにした。68mで前アタリがあり、「間」を取って巻き上げようとした。ところが、リールが動かない。暫く使っていなかったので、調子が悪いのか。実は隣の友達に新しい方のリールを貸したのだ。彼は電動リールを持っていない。タチ釣りには電動は必需品。「電動も、仕掛けも予備がある」と私が言ってしまった関係で、・・・・。スイツチをいろいろ押していたら動いたが、もたもたしていて取り逃がした。2回目も同じで、2匹も・・・。潮が早すぎ、満席では無いが片側7人でオマツリがでた。

Dscn1083  船は移動した。
 この場所は潮の流れも穏やかで釣りやすいが、食いが小さく掛かりにくい。「間」を長めに取ったり、小さな誘いを入れたりと手を変え品を代えと頑張ってみた。2本指級から4本指級まで11~2本取り込んだ。隣の彼は、途中で船中最大の120㎝を釣り上げいたく感激していた。しかし、アワセが悪いのか仕掛けをよく切られる。潮が更に緩んで、前アタリからの食い込みが無くなって来た。仕掛けを変えて「孫針」を付けようかと考えていた。前アタリがあったところで置き竿にして、準備を始めた。ところが竿先が微妙に動いた。ゆっくりと聞きアワセをすると、「ドーン」と来た。その要領で3匹釣り上げた。隣の彼は、釣れないこの時間に「タチ姫」の見学に出掛けた。釣れない時に何故釣れるのか不思議だったのだろう潮が流れ始めて、再び

 食いが上向いて来た。 
 「70mから60mまで誘って下さい」と放送が流れた。65mで前アタリ、間を取りゆっくりと誘う。食い付かないが、エサを噛んでいるようだ。また間を取り、ゆっくりと誘う。58m迄タチと駆け引きし、ようやく針掛かりさせた。「やった!」快感!!これがタチウオ釣りの醍醐味か!!その後何匹か取り込んで、納竿となった。隣の彼は船中最大を含めて12本で大満足。「タチ姫」は30本とダントツの竿頭、私は17本と目標達成、その上2番手、満Dscn1087 足であった。 帰港までの時間、彼に見学の感想を聞いてみた。その話しの中で釣れていないときに姫様は「孫針」と使っていたと、「やはり」と納得した。船長曰く「人が釣れていないときに釣らなければ、姫には勝てないよ」と。次回は、今回の反省を生かし釣果の差を一桁台にしよう。 

  姫は名人、私も迷人 !!                                                         

お正月用の鯛を6匹ゲット!!

                       NO  54  H19・12・29

午前5時前
 に港に着いた。数日前に予約を入れて、右ミヨシを確保してあったので、起床はいつもより遅くてすんだ。「鯛は四隅で釣れる。」どうしても釣りたければ、その釣り座を確保しておきたい。赤い魚の鯛が無ければ、お正月らしくない。どうしても釣り上げねばならない(?)。港に着いてみると、快晴の割に思ったほど寒くは無い。その上有り難い事に風も無い。小さくても1~2匹は持ち帰りたいという願いが叶うかもしれない。5時過ぎに船の明かりが点いた。車から出て、船長に挨拶をした。「今日のお客さんは何にですか?」「6人で丁度良いよ」と。クーラーや竿、タックルバックを運び、準備を始めた。まだ暗いので、船の明かりだけでは多少不便だ。料金を払い、エサの冷凍オキアミを桶の海水につけた。「全員揃いましたので、早めですが出ます」と。6時前であるが、舫を解いてゆっくりと港を出た。

 日の出にはまだ早い。
「30分ほど走ります」と館山湾方面に向かっている。勝山港も薄ぼんやりとしているし、岩井、富浦海岸も点々と明かりが見えるが、まだ暗い。大房岬の大きな陰が何となく見えてはいる。ポットのコーヒーを飲みながら、眺めている。私はこの時間が好きだ。山陰から、もうすぐ朝日が顔を出しそうだ。手元が見えるくらいに明るくなってきたので、船のライトが消えた。2~3隻の船がいる。「57mから誘ってみて下さい」と放送が流れた。天秤を先に、仕掛けを絡まないように下ろしていく。途中で糸癖で絡んでいた。薄暗いのでなかなかほどけない。「船長、絡んじゃったので明るくして」と頼んだ。他の方々はもうコマセを蒔いている。「焦る事はない」と自分に言い聞かせた・・。

Dscn1080

本日のタックル                                   
  竿・・・ シマノ海攻マダイ・Ⅰ・S-270
  リール・・・ シマノ1000EV 道糸3号200m
  仕掛け・・・ ハリス3号―8m、サニービシ80号    
  針・・・グレ9号           クッション・・・2㎜、1m

鯛という魚はかなり神経質で、安心・安全が確認できないとエサを食わない。小魚や他の魚がコマセを食っているのを離れて見ていて、安心してからオキアミに食い付いてくると、新盛丸の大船長が言っていた。そう言われると仕掛けが長い事の意味が分かる。ここでは8mだが、釣り場によっては10m、12mと長さが変わる。

Dscn1073

  釣り方のポイント
 潮の流れはさほどではない。そこで57mプラス7m(8m-1m)=64mからコマセを蒔くことにした。竿を大きく振り上げ、2回で57mのタナまで持っていった。潮の速さに合わせて、プラス7mにするか6mにするか変えなければならない。もちろん早ければ早いほど数字は小さくなる。暫く待って、ゆっくり2mほど誘い上げてみる。またゆっくり2mほど誘い上げてみる。アタリが無い。そこで、再度64mまで下ろし同じ事を繰り返した。そろそろコマセが無くなるので、50m迄誘い上げ巻き上げる事にした。2投目も同じように繰り返していた。オオドモの方が、竿を大きく曲げ小型ながら鯛を釣り上げた。釣り方を見ていた訳ではないが、鯛はいる。今のところ釣り方の変更はしない。急いでコマセを入れて仕掛けを点検し投入した。特に針先を見る。ハリスの傷は無いか、また残っているエサの様子は見ることは重要である。オキアミの皮だけが残っていることがある。これはカワハギの仕業。全くないのは小魚が突いた証。そしてオキアミの頭が無い場合は、鯛が食った証拠。2投目の針先は、明らかに鯛だ。

 3投目 の、    
 53m(57m-2m、55m-2m)で竿先が海面に引き込まれた。ドラグは緩めてあったので、少し強くして巻き上げていく。引きは、鯛特有のものである。船長が「竿先をもっと上げて・・」と声がかかった。いつもの事で、私にはどうしても鯛の引きに合わせるように、竿が下がってしまう「癖」がある。竿を立てるようにしてリーリング。ハリスを手繰っていくと、赤い魚体が見えてきた。中型ではあるが嬉しい。ホットした。4投目は同じタナで待っていたが、空振り。しかし、5投目に同じタナでヒットした。前回より引きが強い。嬉しいね。慎重に巻き上げ取り込んだ。1㎏ぐらいではあるが先程より大きい。コマセワーク、食いタナが合っている。急いで仕掛けを投入したが、6投目、7投目は空振り。

 8投目に、
 56mで、強い引き込みがきた。ドラグはやや堅めとは言え、道糸がズルズル出ていく。「おー・・!これは大きいぞ!」と緊張する。竿を上げたいが、上がらない。「慌てない、慌てない・・」と自分に言い聞かせる。巻くのを控えて、少しでも弱るのを待つ事にした。暫くすると、やっと竿が上がるようになってきた。魚とやり取りしながら巻きはじめた。カウンターを見るとまだ30m近くある。「慌てない、慌てない・・」と。時々大きく引き込む。ようやくビシを取り込み、仕掛けを手繰る。船長がタモを持って待っている。3mほどになって、魚体が見えてきたが赤くない。「???・・・」「イナダですね」と船長。取り込んだイナダは、丸々としている。引きはイナダではなかった。まして青物のような走りも無かった。多分底に居着いていたのだろう。

少し移動した。
 「54mから誘ってください」と放送があり、同じ要領で仕掛けを下ろした。2投目に同じくらいの鯛を取り込んだ。目標の3匹を達成し、美味しそうなイナダまでおみやげが出来た。しかし帰る訳にはいかない。いや帰れない。まだ9時半なのだ。諦めて(?)再び仕掛けを下ろした。今日は「日が良い」のか、その後小型ながら3匹釣り上げた。鯛が桶の中で腹を見せながらも元気に泳いでいる。少し移動した。 
  サバの猛攻
 が始まった。移動しても移動したもサバが付いてくる。30m前後で、仕掛けが下りなくなってきた。いろいろ工夫するが、お手上げである。運良くタナ(68m)まで下りた。誘っている内にアタリがあった。大型の真サバである。嬉しいね。サバの猛攻に業を煮やした船長が、「10分ほど移動します」と放送を流した。しかし、移動した所はサバもいなければ鯛もいない。そしてエサも無くならない。暫くして終了となった。今日の釣りは、手持ちで待つより、置き竿にアタリが多かったのは反省すべき点で、今後の課題であろう。

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 本日の釣果は鯛6匹(自己ベスト)、大満足である。

タチウオ、アタリからが勝負!

                       NO  50  H19・8・15

 昨年のタチウオには、本当に泣かされた良いときで5~6本、悪いときなどは顔を見ない事もあった。こんな状況が夏場から1月のシーズン終了まで続いた。カワハギのように、エサ取りで釣り人を悩ませる事も無かった。ところが、今シーズンは7月の初めからトップが50本を超える釣果を出した釣船が出ている。何時もお世話になっている富津港の川崎丸は、なかなか出船しない。HPで15日からと予告が出たが、真夏の台風の影響があったので、19日に出掛ける事にした。タチ釣りの人気を反映してか、当日は20人の満席、何組かは断ったとのこと。早めに船宿に着いていたので釣り座はミヨシでもオオドモでも取れたが、悩んだが結局いつもの左ミヨシにした。これが大失敗の原因になった。潮はミヨシからトモに流れ、オモリは30号と軽いのでオマツリになりやすかった。

 本日のタックルは船長のアドバイスで、竿はアルファータックル・ショウトアーム30-180、道糸2号でマルイカ用をそのまま使った。誘いは早いほうが食いが良いこと、タナは10m~20mと浅いことを考慮すれば妥当なのだろう。港を出て30分、金谷沖に着いた。釣船がほとんどいない。釣り情報では金谷沖が今の時期のメインになっていたと思うが。「30mから20m迄誘って下さい」と放送があり、第1投。ハリス6号、2.5m。エサはコノシロの切り身を縫い刺しにし、自作の孫針を付け発光玉で押さえる。

 1回目は15m迄誘ったが音沙汰が無いそのまま落とし、2回目の誘い上げで22mでアタリがあった。暫く待って誘い上げると一気に竿先が引き込まれた。リール1回転の50~60㎝で、誘いは早めである。比較的同じパターンで食ってきたが、食いが悪くなってきたときは誘いの早さを変えてみた。潮の流れが思ったよりも速く、ミヨシの私は出来るだけオモリを舳の方へ落として、オマツリを避けるように気をつけている。船中、ボツボツと釣れ続いている。気が付いて見ると、神奈川の船も含めて大船団になっていた。バラシやエサ取りが多い。そのことはタチ釣りでは当たり前で、むしろ海の中にはタチの大きな群れがいると喜ぶことで、ますます意欲が湧いてくる。12~3本ほど釣り上げた頃、「僚船からの連絡で、竹岡沖が釣れているようなので」と、移動の合図が出た。

 移動の折りに「潮の流れが速いので、オモリを50号に変えます。」と、皆さんに配られた。配っている方は、「タチ姫」こと忍さんである。「帰りに、その場に置いて下さい」と、「上乗り」の仕事をこなしている。満席で無ければ彼女も竿を出したかろうに。オモリを変えて、道糸の流れが少なくなったようだが、移動した釣り場は今まで以上に流れが速い。入れ食いの状況になってきた。道糸を切られないように注意しないと、思っていた途端に切られた。このトラブルが2回続いてしまった。最後には、リールの道糸が20mも無い。タナは「25m~15m」なのに。更に、借りたリールは年代物なのか、クラッチの動きが悪い。タナに来て指でスプールを止め、ハンドルを何回か回さないと巻き上げられない。「釣れているときに、トラブルは起きる。」これはマーフィーの法則か? この日トップが34本。仕掛け・天秤・オモリ・道糸等数千円の損失を考えると泣きたくなるような状況にもかかわらず、頑張った私は29本と健闘(?)した。それは釣りとして、強烈な引きに痺れるからだ。もちろん、刺身、塩焼きがそして味噌付けも旨いからだ!!!。 

   
 好漁が続いているので8月8日に予約を入れた。釣り人は11人と少ない。「タチ姫」さんとまたご一緒、お客が少ないので竿を出すようだ。私の最初の準備は、電動リールの3号の道糸に2号の道糸を繋ぐ事である。オモリが50号に代わり、今までよりもタナが深くなって来てためだ。50mさそい1500円で船中で売っている。上州屋よりは割高であるが、トラブルの時は有り難い。金谷沖まで来た。「20mから10mぐらいまで誘って下さい。」食いが浅く、なかなか掛からない。誘いのリズムや、誘いの上げ幅を変えたりと工夫してみるが思うように上がらない。船中ボツボツと上がってはいるのだが。喉が渇いたので、15mまで誘って置き竿にした。煙草に火を付け一服して、竿をゆっくり上げてみた。「ドーン」と来た。ム、ム・・・????
 これは偶然か?「少し移動します」と富津岬が見える所、佐貫沖に来た。釣れているらしく、多くの船が移動してきた。タナは変わらない。そこで先程の「偶然」を生かしてみることにした。

①18m迄下ろす。竿先が戻る程度に上げ、リール半回転程度巻く。15mで止める。 ②「鮃20秒、タチ10秒」の格言(そんな格言あったかな?)どおり、待つ。その後同じように続けて誘い、13mで待つ。 ③前アタリが有った。しかし食い込まない。タチはその場に居て様子を窺っているようだ。「5~6秒」ほど待ち、誘い上げた。「来た!!ドーン」と。                    ④13mで食わなければ、10mで待つ。もちろんエサを囓りに来ている場合。それでも食わなければ、7mで待つ。

  今日は概ね13mで良く食った。そうすると15m迄下ろし13mで待つ事で、釣果を上げる事ができた。一番浅い所では6mで、ひたすら「耐える」とか、「忍」とか、「我慢」につきる。そんな事までしなければ、・・・それは人生と同じで・・・。     この日、「タチ姫」は32本、私は27本、追いつけないけど近づいている???
 「タチの刺身が食べたい」 とわがままな身内が電話してきたので、15日に出掛けた。お盆なのに20人の満席で、墓参りはしたのかな?もちろん私は済ませてあるが。日差しが強く、オマツリを避けるためオオドモに釣り座を取った。20分程で釣り場の竹岡沖に着いた。「15mから5mぐらいまで誘って下さい。」15mまで下ろし、先日と同じように竿先が上がる程度に細かく誘っていくと10mで前アタリがあった。10秒ほど待って、小さい誘いに食い付いてきた。その後は、13mから誘い10mで待つやり方で順調に釣り上げた。

 先日ご一緒の方と隣り合わせになった。先日は、4~5本差でかなわなかったが、「刺身が食べたくて、また来ました」と。エサは自前のサンマの切り身を準備し、タチ釣りにこだわっていらっしゃる。気さくな方で、気持ち良く釣りが出来る。何となくライバル意識があるようで、それが緊張感を漂わせ、張りのある釣りにしていた。水分補給で周りを見ると40~50隻の船が。そんな時も10mの置き竿で2~3本釣り上げた。途中移動して佐貫沖に来てから、タナボケして14mや8mの時もあったが、誘って、誘って3mで食わせた時は「ガッツポーズ」が出た。先日よりもやや小型ながら40本釣り上げた。もう少し工夫すれば・・・、「れば」、「たら」、それは禁句。 

それでも 本日の竿頭、それは私である。

マルイカ、直ブラ?それとも直結?

                      NO  46  H19・ 4・26

 味はヤリイカの比ではないもっちりとした甘みが何とも言えず旨い。それがマルイカである。いよいよそのシーズンがやって来た。まだ初期のため型も小さく、数もあまり出ていない。先日、国丸で束超えが初めて出た。マルイカ釣りは数釣りを楽しむ事ができる事で人気が高まって来ている。しかし、束超えが誰でも簡単に出来る訳がない。この釣りに拘っている人だけに達成できる数値である。スッテに、仕掛けに、色に、配色に、更に竿にまで入れ込んでいるから出来る事である。私などは、1本の竿で、多少色と配色に気を遣っている程度で、足下にも及ばない。だから船宿が出す釣果の半分を目標に出掛けている。もし、竿頭に成れたとしたら、それは当日の「レベルが低かった、運が良かった」と思っている。

 例年、シーズンの最初は「様子をみる」、前年を思い出し練習する」を当日の課題としている。ここ2~3回はヤリイカ、ビシアジ、そしてマルイカと、誘いも合わせもかなり違う釣りをしている。言い訳になるが、歳でもある。いろんな釣りをしていると、釣り方が混乱してしまう。保田港国丸さんに電話で予約をした。国丸さんは座席が予約時点で指定できる。イカ釣りは座席により釣果はさほど影響を受けないが、釣りやすい
場所が取れれば、取れたに越したことはない。左の胴の間が取れた。

本日のタックルと仕掛け
  竿  アルファタックル、ショートアーム30-180
  リール ダイワ ダイナスター150早技 道糸1号
  仕掛け 幹糸3号直結、枝間1・2m5本、スッテはチビイカ5 オモリ30号

 朝、港に着いたら既に沢山の釣り人がいた。ここから出る船は国丸以外に2隻あるので、乗ってみなければ同船者は解らない。女将さんが来たので挨拶をして、料金を払った。HPを印字して持参すれば、1割引いてくれる。800円は大きい。風も波もない穏やかな釣り日和である。唯一「凪ぎ倒れ」だけが心配である。隣は、感じの良い方で気さくに話しが出来る。乗り合い船では楽しく釣りが出来るかどうかは、隣の方の存在が大きい。今日は運が良い。5分で釣り場に着いたが、イカの群れを捜して旋回を繰り返している。やっと合図があった。

 仕掛けを下ろし、底タチを取って仕掛けを細かく振り(海面を叩く)、竿先を静止しアタリを待つ。暫く待ってアタリが無ければ再度仕掛けを振る。それでもアタリが無ければ、大きく振り上げ、少し巻き上げサミングしながら仕掛けを下ろす。この時乗ることも有る。2回目の移動で、竿先が下がった。アタリだ。手首を返し合わせ、ゆっくりリーリングして取り込んだ。小さい丸焼きサイズのマルイカである。小さい割には明確なアタリがあった。今年のマルイカのアタリは、こんなものなのだろうと思ってしまった。後で考えるに、これが悩みの元になったようだ。その後はなかなか乗らない。隣の方は直ブラでボツボツの取り込んでいる。隣の方の乗る色に変えたが、それでも乗らない。焦れば焦るほど、墓穴を掘っているようだ。少し乗り始めたのに、仕掛けが手前まつりをする。そして、リールのトラブル。道糸が絡んで動かなくなった。引っ張っても緩めても戻らない。やむを得ず、切って結んだ。確認のため引っ張ったら外れた。あ・・・・失敗・・・やり直し、急いでいる時に・・・

 全てはアタリが解らず乗せられない事が原因のようだ。船長が「直結は、緩めちゃ駄目だよ」と、声を掛けてくれた。解っていることだがなかなか出来ないでいるのに。結果としてはマルイカとムギイカ合計28、トラブルが無ければ40はいけただろう。直結は私には無理なのだろうか、次回は直ブラで挑戦しよう。右のオオドモに女性のアングラーの方、「直ブラよ。直結は取り込みが難しいから」と。「GBスナップ」か「回転ビーズ」にするか悩んだが、ビーズ仕掛けに作り直した。一応予備として直結は1セット残して置いたが。

 一週間後、左オオドモの隣で再度チャレンジ。右のオオドモの方は直結、左の若者は直ブラ、そして私も。久しぶりの直ブラ、アタリが有るが合わせられない。直結の方がコンスタントに取り込んでいる。そこで直結に替えるが、時々大きく竿先が下がるが乗らない。2~3回バラしたので、またまた直ブラにした。最後は、やっと納得して直結に戻した。
 マルイカはスルメやヤリのように誘い上げても乗って来ない。スッテが海中で自然なままの状態の時、触手を伸ばしてくる。気に入った色や形ならば、またエサならば補食しようとして抱きついて来るようだ。竿先を細かく振り、スッテをイカにアピールして静止して待つ。
そして触手がスッテに触った時が釣り上げるチャンスになる。ではどのようにして見極めるのか?穂先の柔らかい竿を使う。多くの釣りの場合は、竿先が下がるので解るが、マルイカは触手が触った時は、竿先がほんの少し上がるように私は感じる。もちろん、マルイカでも竿先が下がる事が多い。しかし殆どの場合は、竿先が下がった時は、触手をスッテから離した時で、合わせても乗らない事になる。

  
 直ブラ仕掛けでは、スッテが幹糸から1~2㎝離れているので、触手が触った事が解りづらい。その点、直結仕掛けは断然有利である。とは言うものの、運動神経が鈍く合わせが遅れがち、その上取り込みが下手な私には「断然有利」とまでいかなくとも、有利には違いない。竿先がほんの少し上がるのが解り始めて、ようやくコンスタントに取り込めるようになった。隣の若者は上手く乗せられなくて、竿を替えたり「GBスナップ」のスッテを替えたりとこまめに取り組んでいる。沖上がりまで後1時間ほどになって、入れ乗り状態になってきた。マルイカは、1杯掛けが多く2~3杯乗ることはほとんど無い。

 イカの外し方は、私が偶然見つけた方法がある。イカを手で外すのではなく幹糸を持ち船縁に掛けて引くと外れて下に落ちてくれる。イカは下に落ちてから墨を吐くので顔や服にかかることない。とにかくこのイカは取り込んでから、ところかまわず墨を吹きかける。ねっとりとして取りにくい上に、乾くと落ちにくく、厄介この上ない。
 最後の追い上げで、かなり釣り上げたが前半の差を縮める事ができなかった。結果的にはトップとの差は20杯ほどあったが、52杯と充実した内容で満足している。

 取り込みが悪く、バラしても私は直結仕掛けでいくぞ!!!

2007年10月24日 (水)

キンメ大漁38匹(中・小)!!

                      NO  53  H19・10・23

午後2時頃に港に着いた。数台の車がいるが、まだ布良港は閑散としている。高級魚として知られているキンメの数釣りが、期待出来るとなれば釣り人は来るはずである。まして館山道が開通し、便利になった事を考えれば駐車に困る事も予想される。前日予約を入れたとき「4時出船なので、3時40分までに来て下さい」と、聞いていたので道路状況もあり早めに来た。釣り座を取るためクーラーを置きに行くと、既に右オオドモが塞がっている。マグネット板がセットしてあり、それを見る限り、かなりのベテランと読んだ。釣り座はその隣の胴の間にした。キンメ釣りは初めてなので、ベテランの方にいろいろ聞くことも出来るし、釣り方を見ることも出来る。 親切な方なら良いな!

Dscn1044_2  舫を解いて、4時に出船。航程20分程で釣り場の「コブ根」と呼ばれる所に着いた。驚くことに、南房総の釣船が全部集まっているのではないかと思うほどの数である。ざっと数えても50隻を超えている。まだ明るく、夕日が綺麗である。 凪なので、ゆっくりと眺めていた。「日が沈まないと釣れない」ので、どの船も動かない。やがて明かりがポツポツと灯り始めた。釣り場を確保するためエンジンの音を上げ、小さく移動を繰り返した。が、投入の合図がなかなか出ない。「潮が動かない」とのこと。

Dscn1048   本日のタックル                                   
  竿 1.8mのイカ竿    リール 電動丸3000H、道糸6号300m
  仕掛け 幹糸ナイロン12号、針はムツ17号、ハリス8号30㎝5本針、枝間
      80㎝、親子サルカンで連結、 3㎜50㎝のクッションを付ける。
  有ると便利なマグネット板は、とよ丸では貸してくれる。 有り難い。

「120m、数付けなきゃだめだよ」と合図が出た。オモリを前方へ投げる。126mで止めて、アタリを待つ。直ぐに、竿先が振れた。リールに手を掛けたら、隣のベテランの方が、「まだだよ、もう少し待って」と止められた。その方の竿も振れているのに、慌てることもなく竿先を見ている。私はしびれを切らして巻き上げた。途中、何度も、がくがくと竿先が揺れるが中速で巻き上げた。暗い海面を覗くと、赤い魚体が幾つか見える。嬉しいね!!!急いで取り込んだ。3匹付いていた。「上から順番に外し、エサを付けてマグネットに置いていかなきゃ駄目だよ」と船長の有り難いご指導。聞き慣れないと、漁師言葉で腹が立つ人もいるだろう。5~6年前、私もイサキ釣りで来たときには、「・・・・・!」と感じたが、今日は懐かしく感じている。

釣り方のポイント
  ①ハリスは6号でもよい。枝間は80~85㎝で、ハリス同士が絡まないためにはハリス長は30㎝ぐらいがよい。 ②オモリを投げ時、クラッチをOFFにしておくこと。200号は予想以上の衝撃が有り、思わぬトラブルを招く事がある。③指示タナまで下ろしたら、セットしてアタリを待つ。出船前に、オオドモのベテランの方の話しで、キンメは下の方に大きいのが居る。船長は数を釣らせるようにしているので、10m下で待ち、アタリが無ければ3~4m巻き上げる。 ④釣れたタナは覚えておき、釣れなくなるまで何度も繰り返し狙う。竿は置き竿で、巻き上げもタナの変更も置き竿のままの方がよい。 ⑤竿先が、ガタガタ揺れると1匹が掛かった事で、その後のキンメはおとなしい。ガタガタが何回揺れたかを数えて、タイミングを見て巻き上げる。 途中で、ベテランの方に、「見てると、まだ早いよ」と指摘された。 ⑥キンメは針掛かりした時や巻き上げの途中で強く引く。海面近くや、取り込んでからは暴れることはほとんど無い。取り込んで、足元に順番に置いても割り込むこ    とも無いので、慌てる必要はない。サバと違い良い子だ!! ⑦ムツが掛かり、ハリスを切られる事がある。ハリスは余分を準備しておく必要がある。また、サメが横取りすることもある。仕掛けを何組か、オモリも予備が必要だ。⑧時々、小さく竿先を揺らすのはイカであるが、これは掛からない。要注意。

 第1投目から3匹も取り込んで、慌ててしまった。が、慣れて来るに従いベテランの釣り方も目に入って来た。聞いた事を思い出しながら、数を伸ばしていった。ただ、大型のタナは数は出ないし、巻き上げているときに残りのエサにサバが掛かる。有り難いことに、このサバは丸々とした大型のサバである。旨そうだ。足元に置いておいたら、「要らなきゃ、貰うよ」と船長がからかって来た。釣り人は6人、胴の間の私の上に船長がいるので、よく見えるのだ。「俺はキンメよりサバが好きだよ。キンメは高級外道だから持って帰るけど・・」と、やり返した。 二人で大笑いした。 2匹掛け、3匹掛け、それにサバと多点掛けがほとんどである。移動の時に、数えながらクーラーに入れていった。キンメが22匹とサバが5匹で、思った以上の釣果である。

  移動後、直ぐにアタリがあったので巻き上げた。途中でサバが掛かり、何とかキンメを2匹、サバを2匹取り込んだが、サバが大暴れをして仕掛けが絡んでしまった。解いていたら、「釣れているんだよ。別の仕掛けを出しなよ」と船長に。急いで取り替えた。タナは140m~90mと、時々変わる。食いタナが変わるのは、食いが渋くなって来ているからだろう。初めのように、入れ食いの状況では無くなってきている。それでも、何とか取り込んで入る。何度目かの移動の後で、突然強い引きがあった。鋭い引きではないのでサメと諦めていた。案の定、2本目のハリスから下、オモリごと無くなってしまった。「この流しで、上がりだよ。かたづけて」

Dscn1057  本日の釣果はキンメ38匹、サバ8匹、大満足である。
 港に9時15分頃着いた。重いクーラーを引きずり、何とか車に乗せた。港を出たのが9時半、富浦ICまで15分で着いた。疲れてはいない。釣りは置き竿で、力を必要としたのは、魚を取り込む時とクーラーを引っ張る時だけ。空いている国道を飛ばして、木更津南ICから高速に入ろう。家に着いたのは、11時半。布良から2時間。 締め鯖が大好きな方が、風呂に入っている間に、クーラーからサバを2匹取りだして塩を降りかけていた。明日の晩飯が楽しみだ。

 キンメの刺身、キンメの煮付け、締め鯖の豪華な二人だけの晩餐会。言う迄もなく、私は刺身が絶品、もう一人の方は煮付けが絶品と、それぞれが味を堪能した。これぞ釣り人の特権。
  この釣りは、誘いや合わせなどのテクニックは要らない。そして歳を取っても出来るが、釣りの醍醐味に欠ける事が今一不満であるが・・・・・。 贅沢か?

2007年6月30日 (土)

イサキ、今が旬!!

                        NO  48  H19・6・28

 「梅雨イサキ」と、イサキは今が旬である。お腹はパンパンに膨らみ、真子や白子がしっかり入っていた。そのままで食べられるだろうと思われるが、しかし、未だ生で食べた事が無い。カミサンが隣で鱗を落とし、刺身用に、塩焼き用に、天ぷら用にとさばいて、真子と白子を丁寧に取り分けてボールに入れていったら、丼一杯ほどの分量になった。特に真子は美しい金色に輝いている。「綺麗だね!」と、さばきの手を止めて暫し眺めてしまった。鱗と血で汚れた台所の中で、一段と輝いている。三枚下ろしの中骨と一緒にミリンと醤油で煮た真子と白子、それとイサキの湯引きが食卓に乗った。
 ビールを一口、湯引きを一切ほおばると甘みがジワーと口の中一杯に広がる。続けて真子をほおばり、ビールで流し込む。「旨い!!」イサキの子は、鯛の子には比べられないが、やや癖の有る味は今が旬のイサキ、まずかろうはずがない。釣果にも充分満足しているので、少し疲れは有るが充実感がビールで全身に行き渡りる。

 前日に、木曜日が休みになった方にメールを送った。「イサキ釣りに行くつもりです。一緒に行きませんか?」と。即返信、「行きましょう!」これで釣行が決まった。松部港和八丸に予約を入れた。メールでは煩雑になるので、携帯で細々と連絡しあった。空模様は、特に心配することもなさそう、風は無く凪の予報である。この方は、私の釣りの師匠、手ほどきを教えていただいた恩人である。今までご一緒して、釣果で勝った事が無い。私もかなり場数を踏んで来ているが、まだまだ足元にも及ばない。もしかするとこの方は、魚と親戚関係があるのでは無いかと疑ってしまう。もちろん、冗談であるが・・・。いろいろあったが、当日の朝3時半に迎えに来て貰うことになった。

 ベンツが来た。型が古いとは言え、ベンツはベンツである。高級車で釣りに行けるとは夢にも思っていなかった。「暫く動かしていなかったので・・」と。国道16号から京葉道路市原IC,快適に飛ばす。ドイツ車は国産車と比べ、「車はこうあるべき」と言う哲学があるように感じる。集合時間の15分程前に港に着いたが、既に釣り人は乗船していた。私達が最後のようだ。女将さんと船長に挨拶をして、「何処に座れば?」「左のところが空いています。」ミヨシは釣り人が居たが、それ以外は何処でも良いとのこと。師匠は「久しぶりなので、船酔いするかもしれない」と、揺れの少ない胴の間に、私がオオドモに座る事にした。片側10人も座れるところを3人で、これこそ「大名釣り」、釣りは平日に限る。

 舫を解いて出船、「30分ほど走ります」と。海上は濃い霧に覆われ、早めに出港したこともあり、鏡のような水面を船はゆっくりと進んで行く。5分も走ったらもう港も町並みも他の船も見えない。風も無いので、幻想的な中を釣り場まで進んで行った。エンジン音が下がり、「30mです。誘って下さい」と放送があった。どんな釣りでも最初は緊張する。慎重に仕掛けを投入した。33m迄下ろし、鋭く2~3回撒き30mまでゆっくり巻き上げて来た。暫く待っていてもアタリが無いので、再度繰り返した。隣の師匠の竿先が振れ、ゆっくりと巻き上げてる。「まずは1匹!」と釣り上げた。 

 私にはまだ無い。が、突然「ドーン」と来た。キン・キンと金属的な引き。ドラグが緩かったので、道糸がズルズルと出ていく。少しドラグを締め、竿で溜ながら弱るのを待つ。やり取りを楽しんでいる訳でもないが、後10m程になった時、「スーツ」と軽くなった。バラしてしまった。巻き上げて幹糸を見ると、歯で切られたように切り傷が付いていた。ムツ8号では小さすぎて、飲み込んだのだろう。一番下の針が切られたのだから、タナは合っていたことになる。引きはメジナやサバではない。ともかく、初からハリスの交換には焦ってしまった。隣の師匠は、1匹ずつでも順調に釣り上げている。私が2匹目を釣り上げたところで、「少し、移動します」と、三本松から灯台沖へ。

 「ツ抜けしましたか?」いえ、まだ8匹ですよ。今日はバイオに良く食います。」とエサを持って来て下さった。あまり釣れていないので、心配しての配慮、有り難いです。イカ短とバイオ両方付けているが、さほど変わらなくボツボツと釣れている。たまにダブルがあるが、1匹掛けが続いて差はほとんど縮まらない。朝、「昨日はサバが多くて仕掛けを随分駄目にしていましたよ。」と聞いていた。が、今のところは来ていない。この霧で控えたのだろうか。ようやく「ツ抜け」をし、トイレのついでに右舷の様子を聞いてみた。オオドモの方は「まだ1匹ですよ」と嘆いておられた。カラー針の仕掛けを、色の組み合わせを変えた3セットを船縁に置いて。カラー針は、食いが立っている時に威力を発揮するのでは?おまけに、サバ対策に2号ハリスで?頑張って下さい。

 心配していたサバがやって来た。「35mです」の合図で仕掛けを投入し、コマセを蒔いたら、即食って来た。イサキも掛かっているようなので慎重に巻き上げ取り込んだ。その後すぐサバがダブルで来た。1.5号ハリスで良く釣り上げたもんだ。型の良いゴマサバで、締め鯖、味噌煮で食べよう。ハリスも傷んでいない、いいサバだ。少し場所を変えてアタリを待っていたら、突然引き込まれた。かなり大きそうだ。メジナか?しばらくやり取りをしていたが、「スーツ」と抜けてしまった。下の針が折れていた。今の時期は、大型が出ることが多いから、ムツ9号の針が良いかもしれない。

 入れ食いになったミヨシの方がトリプル、続いて胴の間の師匠がトリプル、私にも来るかなと期待していたら、来た!来た!トリプルが!!!そして私は続けてトリプル、ダブル、ダブルと続いた。超えてはいないが、これで釣果の差は縮まっただろう。ようやく霧が晴れて、僚船が見えるようになってきた。カモシの船も見える。小さく移動を繰り返し、ポツポツの拾い釣りが続いた。今日のタナは15m~40m、一番良く食ったタナは30m前後であった。

 クーラーに数えながら入れていった大型はいないが、型は平均しており、腹がまるまるとして、旬そのものである。無駄な抵抗をして飛び出すイサキも再度放り込んで蓋をした。イサキ41匹、アジ2匹、サバ3匹の釣果である。凪で釣りやすく、船宿には申し訳ないが大型船の片側3人の大名釣りに、大満足である。ミヨシの方が探検丸を使っていたので、様子を聞いてみた。「魚探の反応で、手抜きをしてしまいます。真面目にやらなくては。」ちなみに、この方は33~4匹とのこと。 道具は便利?
「滅多にない釣り日和でしたね!」と、何度も二人でうなずき合った。

                                                                              
│ 本日のタックル   竿・ダイワ 剣崎シャクリ210S、リール・シマノ小舟SLS │
│ 道糸3号200m、仕掛け ハリス1.5号3m(枝ス25 ㎝、枝間90㎝、80㎝)  │

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